2012年9月10日月曜日

夜診の患者さんたち


今日の夜診にこられた患者さん。
 80代の男性。高血圧などで当院定期通院の患者さん。先月中旬から咳と痰があり、食事も入りにくくなってきたと受診。胸部レントゲンで右下肺に陰影あり、CTを撮ったところ、心陰影に隠れるように右下葉に腫瘍性の陰影あり。1月に撮った胸部レントゲンでは全くわからなかったのに。精査と加療を勧め、他院への診療情報提供書を記載。

90歳代の女性。近医からの紹介。1週間ほど前から食思不振で近医からの往診を受け、点滴をされていたが、3日ほど前から発熱し、食事が全く入らなくなったとのこと。本日、近医からの往診で、炎症反応の亢進と肝胆道系の酵素上昇が指摘され、当院へ紹介受診。
 受診時、自覚症状は殆ど無かったが、腹部CTでは、総胆管の拡張と乳頭付近の結石が認められた。当院では内視鏡的治療ができないので、他院へ紹介。危ない危ない。こんなケース、悠長に送ってくるなよ、と一瞬思ったが、多分、午前中に往診し、血液検査の結果が判明したのが夕方で、前医も慌てて送ってきたのだろうな、と思い至り、「前医は批判するまじ」と反省したのでした。
 夜は、当直でしたが、比較的穏便に過ぎました。

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