2009年3月31日火曜日

今年度もおわり

 ついに今年度も終わりました。
 1年間、ご苦労様でした。
 1年前は卒業したてで初々しかった研修医も、1年間でずいぶんと成長されて、大きく(態度だけではなく!?)なりました。
 この一週間は、医学生実習が相次いで、計6名の方が実習されました。
 来年度は(明日からですが)7名の新入研修医を受け入れることになります。
 また一年、頑張ろう!

2009年3月28日土曜日

初期研修修了式


 2008年度の初期研修修了式が開催されました。
 1年目、2年目の研修医が、研修を振り返って、心に残った症例や研修のまとめなどを発表しました。
 学習者は指導者の意図しないところから多くのことを学んでいます。発表の中でも、患者さんから、家族から、スタッフの何気ない言葉から、失敗から、成功から、研修医は悩んだり落ち込んだりもしながら、いろんなことを学んでいました。
 hidden curriculum とも言いますが、豊かな学びのためには、それを支える「教育的な」環境が重要だと改めて感じました。
 終了後は打ち上げに繰り出し、楽しいひとときを過ごしました。

2009年3月27日金曜日

後期研修医症例検討会

 第1回の後期研修医症例検討会を開きました。
 綾部市の京都協立病院からもTV会議システムで発表がありました。
 全体では、11人の後期研修医が演題発表しました。ふだん、それぞれの後期研修医がどのように研修をしているか、どんな対外発表をしているかはあまり交流がありませんでしたが、今回の検討会でそれぞれの後期研修医の活動や成長ぶりが全体のものになりました。
 各科、各専門領域の指導医も参加して、討論も含めて大いに盛り上がりました。

2009年3月23日月曜日

娘の誕生日

 今日は、娘の誕生日でした。
 仕事を大急ぎで切り上げて、家に帰りました。
 妻と娘がhand madeのケーキを作りました。

2009年3月18日水曜日

ER

 午前、研修医のK医師と一緒に、ER担当でした。
 左半身不全で来院された慢性硬膜外血腫(脳外科へ転送になりました)、肺炎、胃癌、イレウス、意識障害、血尿などなどたくさんの入院があり、救急病棟が満杯になりました。
 とても大変なERでした。あ〜疲れた〜!

2009年3月17日火曜日

長浜日赤訪問


 来年の後期研修医の外部研修の打ち合わせに、長浜日赤に行ってきました。
 研修の受け入れは、スムーズに進みそうで、スタッフの方もとても好意的でよくしていただきました。
 症例的にも、体制的にも十分で、良い研修ができそうです。

2009年3月14日土曜日

第5回関西合同研修医カンファレンス

 午後、第5回関西合同研修医カンファレンスが、大阪で開かれました。
 近畿の民医連の研修医が集まって行う症例カンファレンスで、本日は、兵庫の東神戸病院と大阪の耳原総合病院から症例提示があり、京都民医連中央病院の研修医が司会進行を務めました。
 後半は、History takingとPhysical examinationによるBedside diagnosisの講演もあり、なかなか充実していました。

2009年3月11日水曜日

臨床研修評価OJT

 今日は朝から、卒後臨床研修評価機構のサーベイヤーのOJT(On the Job Training)に行ってきました。400床未満の中規模病院でしたが、救急車を年間5000台受け入れている中核病院です。
 研修医は当直も多く、1年目が月6回、2年目が月8回当直をしているそうです。救急の研修については、研修医はほぼ満足しているようでしたが、こちらとしては研修医の健康状態がやや気になるところでした。
 病院の協力もあり、調査は順調に進み、時間通りに終了して病院を後にしました。

2009年3月7日土曜日

第一回近畿ブロック家庭医療学後期研修医ポートフォリオ発表会

 午後、第1回日本家庭医療学会後期研修プログラム近畿ブロック後期研修医ポートフォリオ発表会をハートンホテル京都で行いました。
 近畿の家庭医療学後期研修医8名が学会の定める『家庭医を特徴づける能力』(患者中心・家族指向の医療を提供する能力、包括的で継続的かつ効率的な医療を提供する能力、地域・コミュニティをケアする能力)や『家庭医が持つ医学的な知識と技術』(健康増進と疾病予防、幼少時・思春期のケア、高齢者のケア、終末期のケア、女性の健康問題、男性の健康問題、リハビリテーション、メンタルヘルス、救急医療、臓器別の問題)などの中から課題を設定して、Show-case portfolio=最良型ポートフォリオの発表を行っていただきました。
 大阪から2名、奈良から1名、兵庫から2名、三重から1名、京都から2名の計8名の後期研修医が発表し、総勢44名の参加者で、議論も活発に行われ、盛況のうちに幕を閉じました。
 後期研修医の方々が、家庭医として、日々活動され、成長されている様子がわかり、後期研修医も元気になり、指導医を含む参加者も大いに励まされる会でした。


2009年3月6日金曜日

京都GIMカンファレンス

 今月も京都GIMカンファレンスが音羽病院で行われ、参加してきました。
 研修医のN君に(突然でしたが)司会を務めてもらいました。
 来月は、当院から発表することになっているので、気合いを入れて準備をしなければ!

2009年3月5日木曜日

臨床能力評価(OSCE)

 1年目研修医の臨床能力評価のためのOSCEを行いました。SP(模擬患者)さんに協力をお願いして、「頭痛」「長引く咳」「嘔吐腹痛」の患者さんに対する医療面接と、その情報を口頭にて症例呈示し、鑑別疾患、診断・治療・教育プランについて述べるという内容でした。
 約2時間半にわたり、みっちりと濃度の濃い時間を過ごしました。

2009年3月4日水曜日

食べられない!

 食事が食べられず、老人施設から紹介入院となった女性。
 CTでは、著明な食道拡張が認められ、胃ー食道移行部付近の狭窄が疑われました。
 この状態では、さすがに食べられない!ですね。

2009年3月2日月曜日

肝膿瘍

 高熱、食思不振、全身の関節痛などを主訴に入院した70代女性。
 インフルエンザの検査は陰性でしたが、白血球=5300、CRP= 4.3 とさほど炎症反応は強くなく、入院後は徐々に症状も改善してきていたので、ウイルス感染症かと考えていましたが、入院時の血液培養からKlebsialla pneumoniae が1/2で検出され、今日、心窩部の疼痛が強く、白血球=13000、CRP=22 と炎症反応の著明な上昇と肝障害が認められたため、CTを施行したところ、多発肝膿瘍が疑われました。消化器医による穿刺ドレナージで黄色の膿汁が500ml!!びっくりしました。Klebsiella pneuminiaeによる肝膿瘍は、糖尿病や耐糖能異常の基礎疾患が7〜8割に認められるとのことですが、この方はHbA1c=6.1%とごく軽度の上昇のみでした。