今日の症例は、87歳女性。
もともと、大動脈弁狭窄と左前下行枝領域の心筋梗塞の既往がある。
独居で認知症があり、今回は左足首の捻挫で入院中、心窩部の不快感を訴えた。
血圧が101/52と脈圧がやや開大しており、 僧帽弁閉鎖不全の合併が疑われました。
今回の心窩部不快感は、Trop I の上昇を伴っており、心筋梗塞が考えやすく、症状からは前回の左前下行枝よりも右冠動脈の病変が疑われます。
心エコー上、ASの圧較差(PG)は31.7 mmHg でした。
高齢で、認知症があるため、PCIは見送られましたが、今後、薬物療法の強化と注意深いフォローが必要です。
Dr Shah からは、虚血性心疾患の危険因子15個(!)を教えていただきました!
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