2010年5月31日月曜日

Rational Clinical Exam

 JAMAで連載されていた、Rational Clinical Examinationをまとめた本の日本語訳が出たので、早速、輪読会を始めました。
 朝8時15分から、今日は第1章をみんなで学習しました。
 今日から研修医の担当チームが変更になったので、午前中は研修医のS君の患者さんをチーム回診しました。
 昼に新患カンファレンスがあり、指導医のI医師がチューターをしてくれました。
 午後は、私は救急外来担当で、救急搬送が数名あり、肺炎の患者さんの入院が1名ありました。
 夕方は、家庭医療学後期研修医の振り返りがあり、O医師と後期研修の振り返りを行い、研修医のA医師を交えて「患者中心の医療の方法」の学習をしました。
 今日も結構盛り沢山で、家に帰りついたのは9時をまわっていました。
 

2010年5月28日金曜日

iPad ついに我が家に上陸!

 朝、ERカンファレンスの後、研修医と病棟回診に行きました。
 昼に上級医指導医会議を行い、午後は受け持ち患者さんの回診や書類書きをしました。
 今日は、iPadの発売日で、5月早々から予約してあったiPadが届く予定だというのに、何故か私は準夜当直だったので、家に帰ったのは10時くらいでした。
 あせって家に帰ると、次男坊が起きていて、「iPad来たか?」ときくと、「いや〜まだ来てないで」
 「え〜!?」と焦って、クロネコヤマトの配送をインターネットで追いかけたが、すでに届いているはず、と。
 おかしい・・・どうなっているのだ??と混乱していると、息子が「じゃあ届いているんちゃう」・・・?
 え!?さては騙したな〜 息子はニヤニヤ・・・!
 と完全に騙されてしまいましたが、結局、頼んだ2台のiPadは無事に届いていました。
 早速、起動させて、アプリケーションを入れたのは言うまでもありません。
 ちなみに、妻のために買った2台目のiPadはソッコー次男坊に奪われていました。
 
 

2010年5月27日木曜日

iPad ついに日本上陸!


 頼んでいた本が届きました。
 Appleからのメールも届き、iPadは無事に出荷されたようですが、届くのはやはり明日になりそうです。
 この間、家の無線LANの調子が悪く、MacBook Pro が繋がらなくなっていたので、帰宅後、ルーターの設定をやり直したりネットでトラブルシューティングを調べたりしました。
 で、結局、ルーターのファームウエアをアップデートしたら、すべて解決しました。
 つながりが悪くなっていたiPhoneもすんなりと繋がるようになりました!!
 解決してみれば、なーんだこんなことだったのか、と拍子抜けですが、でも、やったー!!!
 これで、明日はiPadもすんなり繋がることでしょう。
 楽しみです!!

コア・レクチャー

 今日は、朝、ERカンファレンス。
 午前中は研修医回診。
 1年目研修医のA医師は病棟患者さんの受け持ち開始から約1ヶ月が過ぎましたが、マルチプロブレムの患者さんも抱えながら4名の受け持ち患者さんのケアをしています。
 やることなすこと、見ること聞くこと初めてのことばっかりの中で、(本人にはかなりのストレスだと思いますが)徐々にたくましく成長してきました。
 昼はY医師のコア・レクチャー。
 今日のテーマはインスリンの使い方。
 午後、研修医のM医師のオリエンテーションと、O医師の面接をして、病棟での指示出しをして、全体医局会議がありました。

2010年5月26日水曜日

本当は怖い 転倒!

 脳梗塞のリハビリで入院中の70代男性。
 退院を間近に控えていましたが、最近、頭痛がして、体がふらふらするのでリハビリが出来ない、と訴え。
 身体所見では明らかな神経所見の悪化を認めませんでしたが、念のため頭部CTを施行すると右の硬膜下血腫が!
 カルテを見直すと2ヶ月ほど前にトイレで転倒された記載あり。この時に受症したのか!?
 すぐに脳外科に連絡をとり、緊急転院となりました。
 高齢者の転倒は頭部打撲がはっきりしなくても数カ月後に症状を起こしてくる硬膜下血腫があるので、注意が必要です。
 まったく、転倒は怖い。

新患カンファレンス

 昼の新患カンファレンスは研修医のM医師が症例提示してくれました。
 50代男性の心窩部痛。脳梗塞の既往があり、気管支喘息でステロイドを長期内服しておりステロイド性の糖尿病がある方です。
 夕食にビールと唐揚げを食べ、その後、突然、心窩部痛があり、数時間持続するため救急車で来院されました。
 この時点で、鑑別診断として、膵炎、潰瘍、胆石などが挙がり、見逃してはいけないものとして心筋梗塞、大動脈解離、腹膜炎が挙げられました。
 症状は、来院時には改善しており、身体所見も特別な異常を認めませんでしたが、血液検査ではWBC=10600と肝機能障害を認めました。
 画像上は胆嚢内の巨大な結石と胆嚢腫大、総胆管拡張を認めました。胆管内結石ははっきりしませんでした。
 胆石胆嚢炎の診断で入院になりましたが、ステロイド内服中の患者さんなので、症状がマスクされたり感染が急速に悪化する可能性があるので要注意です。
 胆道感染症でよくみられる起炎菌や抗生剤の選択についても少し触れて、カンファレンスを終了しました。

訪問者数が10000人を超えました!

 訪問者数が10000人を超えました!
 ありがとうございます。
 最近は、忙しくてなかなかアップが滞りがちですが、沢山の方が見ていただいているので、頑張って続けたいと思います。
 応援をよろしくお願いします。

2010年5月25日火曜日

誕生日会

 朝、ERカンファレンス。初めて当直に入った、2年目研修医のU医師は「こんな眠れない当直は初めてです」と言いながら、症例提示をしてくれました。
 午前は、研修医のA医師と採血や症例の検討。
 その後、救急外来。
 午後、病棟へいくと、誕生日会をやっていて、私の受け持ち患者さんが誕生日を祝ってもらっていました。
 夕方、院長と話をして、会議があって帰宅しました。

2010年5月24日月曜日

新しく研修医が来ました。

 今日から、初期研修医のM君が研修を開始しました。
 昼は新患カンファレンスがあり、A医師がFUOの患者さんを症例提示しました。
 午後は救急当番でしたが、あまり救急症例はなく、M君に研修のオリエンテーションなどして終りました。

2010年5月23日日曜日

大丸へ行きました。

 今日は、雨の日曜日。
 夕方から、妻と息子とともに大丸に行きました。
 デパ地下はいろんなものが置いてあり、堪能しました。
 特に、チーズとオリーブオイルに感動した妻はいろいろと買い込んで帰りました。

2010年5月20日木曜日

コアレクチャーとSP研究会とKCFM管理会議


 朝、ERカンファレンス。
 午前は研修指導回診。
 昼に研修医コアレクチャーがあり、Y医師が人工呼吸管理についてレクチャーしました。
 午後は、SP研究会があり、初企画の診療所探検について検討しました。
 夜は21時からKCFM(京都家庭医療学センター)の管理会議があり、23時終了。

2010年5月19日水曜日

内科抄読会と新患カンファレンス


 朝、内科抄読会の担当に当たっていたので、JAMAの最新号からRational Clinical Examinationの最新文献を紹介しました。
 糖尿病の神経障害は、やっぱり身体所見で診断するんですねえ。
 昼は、新患カンファレンスがあり、初期研修医のA君が症例提示しました。嘔吐、高血糖で入院して、テタニー症状や意識変容が認められました。意識変容の鑑別診断(MOVE STUPID)について、みんなで学習しました。

2010年5月17日月曜日

奈良から2年目研修医の方がこられました。

 今日から、奈良民医連の2年目研修医のU医師が来られて、内科研修を開始されました。
 受け持った患者さんがいきなり亡くなり、Aiの結果、上腸間膜動脈閉塞と診断されました。
 夕方は、今年度第一回の初期研修委員会がありました。
 その後、家庭医療学後期研修の振り返りがあり、「患者中心の医療の方法」の輪読と研修評価をして、帰りました。

2010年5月16日日曜日

大森キャンプ場

 11時30分に病院に集合して、医局のバーベキュー企画へ行きました。
 病院から北へ40分ほどマイクロバスで走って、山あいのキャンプ場へ行くと、結構たくさん来ていました。
 お昼も過ぎていたので、早速火を起こし、肉を焼き、野菜も入れて、おにぎりと焼きそばも食べて、ビールやらワインやらを飲んで、いろいろおしゃべりをしたらお腹が一杯になりました。
 今日は早く寝て、来週また頑張ろう。
 

日曜日!

 今日は、とても天気の良い日曜日でした。
 朝、ゆっくりと7時くらいに起き出して、まずは目覚めのコーヒー。
 朝ごはんの後、裏山で顔を出していたタケノコを掘り出しました。
 午前中、時間があったので、洗濯物を干して、お風呂を洗って、皿洗いをして、掃除機をかけました。
 洗濯物を干しているとアゲハチョウが花から花へ優雅に舞っていました。
 日常の忙しさから少し離れて、心もほかっとしました。

2010年5月15日土曜日

京都家庭医療学センター(KCFM)定例会議


 今日は、お休みの土曜日でしたが、午後にKCFMの定例会議がありました。
 メンバーの勤務地が京都、綾部市、大津市、と分散しているので、今日はインターネットを使ったSkype会議でした。
 それぞれの近況から、学習会、症例検討、6月のプライマリケア連合学会での発表の予演会、8月の夏期セミナーでのセッションの論議など、多彩な議題で盛り上がりました。
 

2010年5月14日金曜日

くたくたな金曜日

 朝、ERカンファレンス。
 午前は、病棟患者さんの回診。週末で学会出張の医師の患者さんの担当もあり、診察や指示出し。
 昼は、上級医指導医会議。研修医の状況や研修スケジュールの確認などを行う会議で、毎週金曜の昼に行っています。
 午後は、引き続き入院患者さんの回診と、たまった書類を書いたり。
 15時30分から内科カンファレンス。循環器科のF医師が肺塞栓の症例提示と診断治療のレビュー。
 16時30分から胸部CTカンファレンス。途中、患者家族との面談で抜けましたが、20時までみっちりと興味深い症例を検討。
 家に帰れば、かなりクタクタです・・・
 

2010年5月13日木曜日

研修指導と面接と会議〜

 朝、8時からERカンファレンス。
 9時から研修医の採血研修の指導。
 9時30分に、新しく研修に参加することになったM医師が来院され、面接と研修スケジュールについて相談。
 10時30分から、2年目研修医のO医師の研修の振り返りと今後のスケジュールの相談。
 11時から1年目研修医の患者回診。
 昼は研修医コアレクチャーがあり、13時から別の会議に出席し、会議後に病棟の回診。
 15時30分からは内科医局会議。
 17時30分から臨床研修部の会議があり、その後、帰宅。
 ふ〜 疲れた・・・

2010年5月12日水曜日

めまぐるしい水曜日

 午前中、研修医の動脈血採血と静脈血採血の指導をし、病棟回診。
 昼は、研修医の新患カンファレンス。
 午後、銀行に行き、振り込みを済ませ、会議に参加。
 16時から診療所の外来で、21時30分に終了。
 今日もめまぐるしい一日でした。
 

2010年5月11日火曜日

くたびれた火曜日


 朝、8時からERカンファレンス。今日は、医学生さんも参加して、盛り上がりました。
 午前中は、後期研修医のO医師が体調不良でお休みしたので、代診で往診に行きました。
 緊急入院の手配などもあり、病院に帰ったのは13時30分を過ぎていました。
 その後、学生さんに研修説明をして、懇談。
 14時40分からは、看護学校の講義。
 16時過ぎに病院に戻り、病棟回診。
 くたびれました。
 

2010年5月10日月曜日

忙しい月曜日

 今日は、奈良から2年目研修医のU医師が来週からの研修の下見にこられています。
 朝、研修医の担当患者さんが胸痛を訴え、10分ほどでおさまったとのことですが、心電図をとったところ、Ⅱ、Ⅲ、aVFでST上昇を認め、緊急カテーテル検査へ。
 幸い器質的狭窄はなく、血管攣縮性狭心症と診断されました。
 その後、研修医の患者回診をして、昼は研修医の新患カンファレンス。
 午後は、外来ER当番で、胆嚢炎の入院と自然気胸の入院あり。
 気胸の方は、2年目研修医のO医師にトロッカカテーテルを挿入してもらいました。(迅速に綺麗に入りましたよ)
 15時からは外部講師による救急カンファレンス。(私はER当番で参加出来ませんでしたが)

 夜は、妻と生協で待ち合わせをして買い物をして帰りました。
 途中、地下鉄の駅で娘と一緒になりました。
 夕食後、明日の看護学校の講義の準備をして、寝ました。

 今日は、iPadの予約開始の日だったので、とりあえず(!?)2台注文しました。5月28日発売です。楽しみ〜!!

2010年5月7日金曜日

京都GIMカンファレンス

 昨日は、1年目研修医の初当直だったので、今朝は、初ERカンファレンスでした。
 ミーティングの後は、病棟患者さんを診に行って、指示出し多数。
 昼は指導医上級医会議をして、今日入院の患者さんを回診した後、実習の学生さんに研修説明。
 その後、患者さんの家族との面談があり、指示を出している間に夕方になってしまいました。
 今日は、京都GIMカンファレンスがあり、当院が発表に当たっていたので、学生さんと一緒に参加しました。
 Y医師が、多彩な神経症状を呈する興味深い症例を提示してくれて、盛り上がりました。
 症例は、61歳男性で、主訴は7週間前からの右上肢巧緻運動障害。5週間前右上肢と左下肢の脱力、複視、構語障害、左小脳症状が出現し、他院入院。他院でのMRIでは異常なく、退院となっていましたが、入院4日前には右上肢の協調運動障害も出現し、当院入院となりました。
 当院入院後の髄液検査、画像検査で異常なく、自己抗体やビタミン、梅毒、肝炎ウイルス検査も異常なし。皮膚に黒色痂皮様の皮疹があり、病歴をよく聞くと、鉱物の標本作りの仕事をしているので、よく山に登り、ダニにかまれることがあるとのこと。これは!と思い、抗体検査を提出し、抗生剤治療を開始したところ、症状軽快し、退院となりました。退院後に判明したライム病抗体は「陽性」で、ライム病ボレリア症(神経ボレリア症)の診断がついたのでした。
 お見事!

2010年5月6日木曜日

連休明け

 連休明けの日は、まず、たくさんの入院患者さんの受け持ちを決めるのに神経を使います。
 幸い、スムーズに決まり、まずは一安心。
 午前は、研修医の受け持ち患者さんの研修指導回診があり、ベッドサイドで一緒に所見をとりながら、検査と治療のプランも検討しているとすぐに1時間くらいはかかってしまいます。
 午後は、自分の受け持ち患者さんの対応をしましたが、連休明けで、熱が出たり、貧血が進行していたり、具合の悪くなっている患者さんが多く、対応に手一杯でした。
 夕方、明日のGIMカンファレンスに向けた予演会があり、その後、医師委員会に参加し、帰宅したのは21時をまわっていました。
 休みの日とのギャップがたまりませんなあ。
 

2010年5月1日土曜日

第9地区

 家族で「第9地区」を見ました。
 無名監督ながら、アカデミー賞にノミネートされ、前評判が殆どなかったのに興行収入トップを記録した映画です。

 舞台は南アフリカ。第9地区はヨハネスブルグに飛来したエイリアンを隔離しておく居住地区です。
 エイリアンを「エビ」と呼び、アパルトヘイトを彷彿とさせる差別的取り扱いをする「人類」。
 差別と被差別、差別する側からされる側に立場が変わっていく恐怖、被差別からの脱出、夫婦愛と親子愛などをからめながら、ストーリーは予想を超えて進んでいきます。
 ドキュメンタリーの手法やホームビデオ的な映像を効果的に使ったり、結構エグい場面があるかと思えば無駄に(?)ハイテクなCGが使われていたり、なかなかみせる映画です。
 観終わった後に、不思議な余韻が残る映画です。