2018年6月30日土曜日

上京日常医療福祉介護総括会議

本日は、午後に、「上京日常医療福祉介護総括会議」が開催されました。
 包括支援センター、サービス付き高齢者向け住宅、居宅支援、訪問看護ステーション、訪問介護、デイサービス、歯科、鍼灸治療所、診療所 が集まって、ワイワイと話し合いました。
 講演は、仏教大学の岡崎教授で、「地域ケアと地域福祉」について問題提起をされ、厚生労働省の言う「地域包括ケアシステム」は人権に基づく高齢者福祉には程遠く、「生活者を中心とした地域ケアの個別的な構築」が重要であることを学びました。
 十分に討論の時間が取れなかったのが残念でしたが、各事業所の役割を再認識した上で、しっかりと連携を創っていくことが大事だということが再認識された会議でした。

2018年6月28日木曜日

6月のポリフェノールの会

 今日は、診療終了後に、「ポリフェノールの会」で「認知症のステージアプローチ」を勉強しました。
 軽症〜中等症〜重症〜ターミナル期の症状とケアの推移を学び、その時々に治療とケアを変えていく必要性が共有されました。
 軽症のときに正しく診断し、本人・家族とシェアしていく重要性について議論になりました。

2018年6月19日火曜日

グリーフカンファレンス

 今日は、在宅で亡くなった方のグリーフカンファレンスがありました。
 100才を越えて、在宅での平穏な看取りができた方でした。
 在宅での看取りを可能にする因子は何か?が議論となり、本人の思い、家族の思い、病状の安定性、療養環境、医療者との信頼関係、連携 が関係しているのではないか、と言う話になったので、在宅看取りのためのレーダーチャートを作成してみました。
 これから、このレーダーチャートを使って、在宅看取りの条件を考えていきたいと思っています。

2018年6月17日日曜日

イタリア家庭医講演会

今朝、三重から京都に戻り、午後の「イタリア家庭医と日本の開業医の未来」と題したシンポジウムで僭越ながら「日本の家庭医」について発表しました。
 イタリアの家庭医はイギリスのGPに似ていて、1000人〜1500人の住民が一人の家庭医に登録されており、健康上の問題があるとまず、その家庭医に相談に行くことになっているそうです。家庭医のオフィスには、検査機器もあまりなく、血液検査や他の検査が必要になれば、チケットを持って検査施設に検査を受けに行くとのこと。
 私からは、「家庭医療や総合診療が注目される背景」「家庭医はどんなことができるのか?」「総合診療専門医養成の意義」などについて、話をさせていただきました。
 終了後は、ビアヴァーティー先生との食事会もあり、楽しく過ごしました。

 日本の医療制度の進んだ点と改善が必要な点がわかってとても勉強になった企画でした。

2018年6月16日土曜日

プライマリ・ケア連合学会学術大会 in 三重

今日は、朝4時からW杯サッカー スペイン対ポルトガルの試合の前半を見て、後ろ髪を引かれながら、5時30分に家を出て、三重に向かいました。
 朝8時30分からのシンポジウムになんとか間に合い、午前中にシンポジウム2つ、午後は大会長講演、教育講演、シンポジウム に参加して、懇親会もそこそこにホテルにチェックインしました。
 午前中のシンポジウムでは、研修医の教育や世界の家庭医療について、午後は、地域志向のケアやACP(アドバンス・ケア・プラニング=人生の終末期の迎え方)について勉強し、頭がパンクしそうです。
 ホテルでは、温泉に使って、一日の疲れをとり、早々に眠りにつきました。

2018年6月11日月曜日

第一回糖尿病ケアを考える会

今日は、第一回 糖尿病ケアを考える会 が診療所内で開催されました。
 事例検討として、40歳代の2型糖尿病で、仕事がかなり多忙なため、生活習慣の改善がなかなかできないケースを取り上げて、どのようにアプローチするかを検討しました。
 普段の診察室の中だけの対応では、なかなか生活実態まで踏み込むのが難しいことがあったり、集団的にアプローチの方法を検討する時間がなかったりするので、このような会があると、ちょっと俯瞰的に眺めたり、集団の意見で自分だけでは気づかなかった視点が持てたりするのでとても貴重な時間でした。
 また来月第2回めを開催する予定ですので、楽しみです。