今日から、Dr Shah の研修指導が始まりました。
京都民医連中央病院で1年目の研修医の指導をするので、私も参加しました。
caseは、脳梗塞と上顎癌の既往のある78歳男性で、転倒して救急搬入され、心房細動が指摘されて入院となりました。
Dr Shahは、心房細動があるので、左房拡張(>42mm)があるはず、左房弁輪の拡大のため、MRがあるはず、そうすると、左室肥大もあり、両下肢浮腫の病歴から、右心不全もある、と推測。喫煙歴と飲酒歴からは冠動脈疾患が疑われ、胸痛の病歴がないので、右冠動脈疾患が疑わしい、と。後に行われたCAGでは、右冠動脈の#4が100%狭窄でした。
Bed side teaching では、P領域でのS2亢進が聴診され、両下肢の浮腫が認められるため、少量の利尿剤が勧められました。
病歴からの心疾患の推論には、いつもながら、脱帽です!
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