2012年9月30日日曜日

椎間板ヘルニアと台風とハリーポッター

椎間板ヘルニアと台風17号の接近のため、今日は一日家にいました。
 
 で、これまで見る時間がなかった「ハリーポッターと死の秘宝」のPart1とPart2を観ました。

 全体として、暗い作りで、緊迫した内容だったので、「楽しい」映画ではなかったですが、あわせて5時間近くありましたが、手に汗握りながら見入ってしまいました。

 台風は、ハリーポッターが終わる頃には過ぎ去っていってしまっていました。

 あ〜、明日からまた仕事かあ・・・

2012年9月29日土曜日

後期研修医セミナー

今日は、後期研修医対象のセミナーがありました。

 講演1は、「2ndステージのキャリア選択とFD(ファカルティ・デベロップメント)」と題し、キャリア開発についてキャリアアンカー探しと自分のミッションステートメント作りを、FDについては成人学習理論とメンター、指導医養成の内容を、ワークも交えて行いました。

 講演2では、京都大学助教の徳増先生をお招きして、「より充実した後期研修を目指して」と題し、自らの経験も振り返りながら、初期研修〜後期研修をどのように捉えて飛躍していくのか、についての講演を聞きました。

 かなり充実した4時間だったと思います!

2012年9月28日金曜日

Dr Shah 最終日


 今日は、Dr Shah の研修指導の最終日です。

 症例は、70歳女性の失神発作です。
 2年前から時々めまいがあり、1年前から労作時の呼吸困難を自覚。入院日の昼に急に失神発作があり、救急搬入されました。
 Dr Shah は、突然の失神の鑑別として、徐脈性不整脈(3°AV block と SSS)と頻脈性不整脈(Af , VT )を挙げ、徐脈性不整脈の可能性が高いとしました。
 身体所見では、脈拍数が42回で整!と徐脈で3°AV block が強く疑われ、心電図で確認されました。

 この患者さんもペースメーカーが植え込まれ、状態が安定していました。

 Dr Shah の研修指導週間も終わり。あっという間の5日間でした。研修医たちも当直などのデューティーをこなしながらも、英語での症例提示やディスカッションに頑張りました。
 Dr Shah とは、来年の再会を約束して、別れました。

2012年9月27日木曜日

Dr Shah 4日目 87歳の女性のAS+CAD

今日の症例は、87歳女性。

 もともと、大動脈弁狭窄と左前下行枝領域の心筋梗塞の既往がある。
 独居で認知症があり、今回は左足首の捻挫で入院中、心窩部の不快感を訴えた。
 血圧が101/52と脈圧がやや開大しており、 僧帽弁閉鎖不全の合併が疑われました。
今回の心窩部不快感は、Trop I の上昇を伴っており、心筋梗塞が考えやすく、症状からは前回の左前下行枝よりも右冠動脈の病変が疑われます。
 心エコー上、ASの圧較差(PG)は31.7 mmHg でした。
 高齢で、認知症があるため、PCIは見送られましたが、今後、薬物療法の強化と注意深いフォローが必要です。

 Dr Shah からは、虚血性心疾患の危険因子15個(!)を教えていただきました!

2012年9月26日水曜日

Dr Shah 3日目 バルサルバ洞動脈瘤!

  今日は、Dr Shah の研修指導第3日目です。
 症例は、68歳の女性で、1年前より労作時の倦怠感と食後の全胸部違和感があり、体重も6kg減少。近医にて低カリウム血症も指摘されて、紹介入院となった方です。
 
 Dr Shah は、添付の心音図を見ただけで、「もう疾患はわかりました。今日はもう、終わりにしましょうか」と。
 これには、参加者一同、びっくりでした。

 病歴からは、狭心症が疑われ、心電図で poor progression of R wave が認められたため、症状とあわせて、LAD(左前下行枝)の狭窄が疑われました。
 身体所見では、左第3肋間の汎収縮期雑音が認められましたが、Dr Shah にとっては、すでにお見通し、って感じです。
入院後のcoronary angiography CT では、左前下行枝の狭窄と、バルサルバ洞動脈瘤が認められ、診断が確定しました。

 バルサルバ洞動脈瘤は、稀な疾患ですが、本症例では、右室流出路の狭窄をきたしており、大動脈弁輪の拡大から軽度の大動脈弁閉鎖不全を起こし、汎収縮期雑音と拡張早期雑音の原因となっていました。

 午後は、レクチャーとベッドサイドティーチング。
 頸静脈波を見たり、汎収縮期雑音を聴いたりして、研修医にとっては、とても勉強になった一日でした。

2012年9月25日火曜日

Dr Shah 2日目 MVP術後MR 両心肥大の心電図


 今日は、Dr Shah の研修指導2日目。
 1年目研修医のK君が症例提示しました。
 症例は、72歳男性で、MVPの手術歴と高血圧の既往があり、血液透析を受けていますが、最近の労作時呼吸困難の精査目的で入院しました。
 MVP術後も、MRがあり、入院時両下肢の浮腫もあったため、病態としては、MR+HHD → LVH → LAE → PH → RVH →RAE → 右心不全と考えられました。(右の写真は、研修医を患者に見立てて頸静脈波を見ているところです)
1日60本×20年の喫煙歴とビール1日2Lの飲酒歴がありましたが、CAGでは、有意狭窄はありませんでした。
 回診では、汎収縮期雑音とS3が聞かれました。
 
 午後のレクチャーでは、左室肥大、右室肥大、左心房拡張、右心房拡張の心電図の読み方のレクチャーがありました。
 
 循環器の診察も奥が深くて、勉強することがたくさんあります。

 研修医たちはついて来ているかな!?
 

2012年9月24日月曜日

Dr Shah 1日目 心房細動とMRと両心不全

  今日から、Dr Shah の研修指導が始まりました。
 京都民医連中央病院で1年目の研修医の指導をするので、私も参加しました。
 caseは、脳梗塞と上顎癌の既往のある78歳男性で、転倒して救急搬入され、心房細動が指摘されて入院となりました。

 Dr Shahは、心房細動があるので、左房拡張(>42mm)があるはず、左房弁輪の拡大のため、MRがあるはず、そうすると、左室肥大もあり、両下肢浮腫の病歴から、右心不全もある、と推測。喫煙歴と飲酒歴からは冠動脈疾患が疑われ、胸痛の病歴がないので、右冠動脈疾患が疑わしい、と。後に行われたCAGでは、右冠動脈の#4が100%狭窄でした。

 Bed side teaching では、P領域でのS2亢進が聴診され、両下肢の浮腫が認められるため、少量の利尿剤が勧められました。
 病歴からの心疾患の推論には、いつもながら、脱帽です!

iOS6を入れてみました。


  iPhoneとiPad に新しくなったiOS6を入れてみました。
 アプリのアップデートも含めて、結構時間がかかりました。
 使用感は、まだよくわかりませんが、google から独立したマップの使い心地は・・・

 iPhone4 では、flyover はできませんが、iPad2なら、可能です。

立体的な地図には、驚嘆ものですが、世界の主要都市の一部でしか出来ません。
 日本の都市は、全く無理。

 ちょっとショックだったのは、マップで自宅を見てみると、白黒のぼやけた航空写真しか出なかったこと。がっかり〜。

 早急に対応して欲しいものです。

2012年9月20日木曜日

SP研究会とKCFM管理会議


 今日は、朝から比較的腰痛と坐骨神経痛はマシなよう。
 普段通り家を出て、綾部駅からは自転車に乗り、病院へ到着。
 午前中は、病棟当番をしながら、後期研修医のH医師と回診。
 H医師の受け持っている腰椎ヘルニアの患者さんの回診をしたが、とても共感できたのであった。
 午後は、京都市内に戻って、京都民医連中央病院でSP研究会。

 11月に行う「コミュニケーションOSCE」のシナリオ検討。それと、12月の忘年会の打ち合わせ。

 夜は、21時から京都家庭医療学センター(KCFM)の管理会議。Skype で会議をするのだが、毎回早く終わろうと言いながら、やっぱり2時間近くかかってしまう。

 電車の中では、東野圭吾の「犯人のいない殺人の夜」を読了。ちょっと異色のミステリー短篇集。
 岩田健太郎氏の「プライマリケア医のための 抗菌薬マスター講座」も読了。130ページほどの割りと薄手の本だが、外来での抗菌薬の使用法について小気味良い切れ味で整理されていて、勉強になりました。

2012年9月19日水曜日

朝から坐骨神経痛!




 今日は、朝から坐骨神経痛がきつくて歩行困難となり、いつもの電車に乗れなかったので、遅刻して病院に行きました。(綾部行きの電車は、二条駅発6:44に乗り遅れると、次は8:11までないのですよ!で、結局、1時間あまり遅刻してしまいました)
 朝、ロルフェナミンを2錠服用したら、さすがに効いたのか、日中の痛みはマシでした。
 午後は、普段より1時間遅く病院を出て、帰宅。

 電車の中では、「となりのクレーマー」という本を読みました。
 これは、西武百貨店のお客様相談室長を勤められた、関根眞一氏が書かれた本で、医療現場のクレーマーとも共通点が多々あり、勉強になります。
 「クレームは宝の山」「苦情処理のポイントは相手の『人間』を知ること」の言葉には、重みがあります。

 治療という雑誌のインクレチン関連薬の特集も読みました。
 糖尿病治療のパラダイムシフトが大まかに理解できました!

2012年9月18日火曜日

整形外科受診





  今日は、連休明けですが、お休みをいただきました。
 朝から、右下肢の坐骨神経痛としびれが強いので、整形外科を受診。
 診察の結果、L5/S1の脱出型ヘルニアによる神経根症状とのこと。
 鎮痛剤で効かなければ、硬膜外ブロック、それで改善なければ手術とのこと。

 最近の手術は、1週間程度で退院できるそうです。

 痛いのも辛いが、手術もな〜。

 当面、鎮痛剤で様子を見ることにしました。

 診察は結構待ち時間があったので、「プロフェッショナル進化論」を読みました。

 2007年出版の本で、Web 2.0革命によって「知の在り方」が変わり、「個人シンクタンク」の時代が始まる、と説きます。
「シンクタンク機能」とは、
①情報を集め、分析・統合する「インテリジェンス力
②人々の知恵を集め、知恵を生み出す「コミュニティ力」
③未来を予見する「フォーサイト力」
④なにをめざすのかを提示する「ビジョン力」
⑤何をなすべきかを提示する「コンセプト力」
⑥これらを広く伝える「メッセージ力」
⑦変革の動きを生み出す「ムーブメント力」

 そして、プロフェッショナルの進化の方向としては
①「言語知」から「暗黙知」へ
②「分析知」から「統合知」へ
③「個人知」から「集合知」へ
④「管理知」から「創発知」へ
⑤「理論知」から「行動知」へ

と提起し、それを可能にする戦略として、
①「情報バリアフリー革命」を追い風とした「コンセプト・ベース」の戦略
②「草の根メディア革命」を追い風とした「パーソナル・メディア」の戦略
③「ナレッジ共有革命」を追い風とした「プロフェッショナル・フィールド」の戦略
④「衆知創発革命」を追い風とした「アドバイザリー・コミュニティ」の戦略
⑤「主客融合革命」を追い風とした「ムーブメント・プロジェクト」の戦略
⑥「感性共有革命」を追い風とした「パーソナリティ・メッセージの戦略
を掲げ、それぞれについて第二部で詳しく説明しています。

 インターネットで質的に変化した情報化社会を戦略的にどう使っていくのかの方法論の一つの形として、参考になります!
 

2012年9月16日日曜日

腰痛でダウン

今日は、朝から腰痛と右坐骨神経痛がきつくて、午後からの家庭医療WSに参加できなくなりました。
 関係の方々、ご容赦願います。

 腰痛と坐骨神経痛は、2ヶ月ほど前からあり、MRIでは、L5/S1で椎間孔の狭小化が見られるとの所見です。
 
 手術はしたくありませんが〜

2012年9月15日土曜日

満員電車とKCFM会議

今朝の電車の中は、なぜか中高生で満員で、全く座席に座れませんでした。(T_T)

 おかげで、居眠ることもなく、岩田健太郎氏の「構造と診断」を読了。
 診断学についての、もやもやとしたところを取り上げている本で、「そうだよね」と納得するところと、「そうか!」と眼から鱗のところと、「そうかなあ」と考えさせられるところとが、読みやすい文体で書かれています。

 体系だったものではないが、日頃のもやもやをちょっと振り返らせてくれる本です。

帰りの電車の中で、「腰部椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症 正しい治療が分かる本」を読了。
 一般向けの本らしく、総論的にわかりやすくよくまとまっており、読みやすい本です。
 個人的に知りたいところは十分解明されませんでしたが。


 帰宅後は、京都家庭医療学センター(KCFM)の定例Skype会議。
 精神科医のプライマリーケアレクチャーもあり、充実した内容でした。
 

2012年9月14日金曜日

白熱教室とiPhone5


 今日は、朝の通勤時間にマイケル・サンデル「ハーバード白熱教室講義録の下巻を読了。

 午前は、外来。後期研修医の代診だったので、そんなに患者さんの数も多くなく、比較的ゆったりとした外来。
 午後は、病棟当番で、胸水穿刺をしたり、退院に向けた拡大カンファレンスに参加したり、緊急入院の尿路敗血症の患者さんや大腸無力症の患者さんの対応をしたり、合間に病棟のカンファレンスをしたりと目まぐるしく過ごしました。
 夜は、19時まで当番をして、帰宅しました。

 帰りの電車の中では、9/12に発表されたiPhone5 の apple keynote を見ました。
 iPhone5は、サプライズはなかったけど、堅実に機能の進化を進めている感じです。
 でも、Steve Jobs 亡きあとのカリスマの不在を感じるプレゼンテーションでもありました。
 でも、iPhone5 予約しに行こうと決心している自分がいるのでした。

2012年9月13日木曜日

臨床倫理学習会が大盛況でした!


 午前中、病棟当番で、退院の対応をしたり、入院の患者さんの指示を出したり、サマリーを書いたり、結構忙しい。

 午後は、感染症ラウンドをして、14:30から、臨床倫理学習会。

 「医療倫理ってなに?」のレクチャーをした後、グループごとにシナリオをもとにして、模擬臨床倫理カンファレンスを行いました。

 30分話し合っていただいた後、各グループから発表していただき、ホワイトボードに書きながら、全体で吟味しました。


 グループからの発表の後、院長から講評をいただき、臨床倫理カンファレンスの意義やそれぞれの枠組みの意味付けなどが深まりました。
 今回の学習会は、いろんな部署から総勢60名弱が参加していただき、大盛況の学習会になりました。参加された方は、臨床倫理カンファレンスについて、かなり深く理解されたようです。
 ツールとしての臨床倫理カンファレンスを、気軽にあちこちで開催してもらえるといいな。
 終了後のアンケートでも、満足度はとても高かったので、開催者側としては、ホッとしています。


 今回、臨床倫理カンファレンスで使用したのは、白浜先生が持ち込んだ4分割表に、「倫理的側面の検討」と「今後の対応」の2つの枠を追加して独自に作成した「臨床倫理の6分割表」です。
 従来の4分割表では、情報分析が主体でNext Step が確認されずに終了することがありましたが、6分割表にすると、全体の合意事項と方向性、次に打つ手が明らかになるので、割りと評判が良いのです。

 お勧めですよ。

2012年9月12日水曜日

マイケル・サンデル 白熱教室

明日の臨床倫理学習会の準備のために、マイケル・サンデルのハーバード白熱教室 を読みました。
 これは、面白いですね。
 実際に起った事件や出来事を取り上げながら、それをどう考えるかと問題提起しつつ、議論の中から、それらの考え方の基盤となっている哲学的思想を吟味していくという、構成です。
 日頃から、なんとなく判断している事柄も、深く突き詰めていけば、哲学的思想を反映しているのだと思い至ります。

 急いで、下巻に取り掛かっています。

2012年9月11日火曜日

秋の夜長に

当直が割りと暇だったので、本を読みました。
 東野圭吾の「私が彼を殺した」
 最後の文書が、
「加賀はいった。『犯人はあなたです』」って、え〜っ誰が犯人なの〜?
 巻末についている袋とじの「推理の手引き」を読み、本文を見なおして、う〜ん、そうなのか~と、とりあえず納得したのでした。
 

2012年9月10日月曜日

夜診の患者さんたち


今日の夜診にこられた患者さん。
 80代の男性。高血圧などで当院定期通院の患者さん。先月中旬から咳と痰があり、食事も入りにくくなってきたと受診。胸部レントゲンで右下肺に陰影あり、CTを撮ったところ、心陰影に隠れるように右下葉に腫瘍性の陰影あり。1月に撮った胸部レントゲンでは全くわからなかったのに。精査と加療を勧め、他院への診療情報提供書を記載。

90歳代の女性。近医からの紹介。1週間ほど前から食思不振で近医からの往診を受け、点滴をされていたが、3日ほど前から発熱し、食事が全く入らなくなったとのこと。本日、近医からの往診で、炎症反応の亢進と肝胆道系の酵素上昇が指摘され、当院へ紹介受診。
 受診時、自覚症状は殆ど無かったが、腹部CTでは、総胆管の拡張と乳頭付近の結石が認められた。当院では内視鏡的治療ができないので、他院へ紹介。危ない危ない。こんなケース、悠長に送ってくるなよ、と一瞬思ったが、多分、午前中に往診し、血液検査の結果が判明したのが夕方で、前医も慌てて送ってきたのだろうな、と思い至り、「前医は批判するまじ」と反省したのでした。
 夜は、当直でしたが、比較的穏便に過ぎました。

2012年9月8日土曜日

土曜日〜家庭医療セミナー



 今日は、休みの土曜日でしたが、京都協立病院で、京都家庭医療学センター(KCFM)の家庭医療セミナーがあり、11時前に家を出て、特急で綾部へ。
 内容は、セッション1で「家庭医療のプリンシプル」と題して、私が20分ほどのミニレクチャー。セッション2は「家族志向のケア」として、玉木医師がレクチャーとWS。間に寸劇なども入り、グループごとに家族カンファレンスも開いて、盛りだくさんの内容でした。セッション3では、「映画から学ぶ家庭医療」と題して、後期研修医の瀧本医師がシネメデュケーションにチャレンジ。Good Will Hunting からのビデオクリップを観て、患者ー医師関係と行動変容についてグループディスカッションを行いました。
 近隣の病院や大学からの参加や他職種の参加もあり、様々な意見が出て、盛り上がった4時間でした。
 その後は、懇親会に出て、最終の特急で京都市内に戻りました。
 行き帰りの特急の中で、またまた東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを読みました。

2012年9月7日金曜日

金曜日〜京都GIMカンファレンス

朝の電車の中で東野圭吾の「カッコウの卵は誰のもの」を読み始める。
 通勤時間が長いので、結構読めます。帰りの電車で読了。もうちょっと勉強になるものを読めば良いのにと思うが、ついつい娯楽系に走ってしまう。
 
 午前中は、外来のバックアップをしながら、病棟患者さんの対応や家族との面談。
 外来に呼ばれたり病棟に呼ばれたり、バタバタと走り回る。
 昼はランチョンで後期研修医との振り返りと学習会だが、後期研修医の外来が長引いたので、本日はお流れ。
 午後は、病棟当番で病棟のカンファレンスもあるので、忙しい。
 特に、第一金曜日は洛和会音羽病院で京都GIMカンファレンスがあるので、15時56分綾部駅初の特急に乗らないと間に合わないのだが、今日は救急車が入ったりしていたので、1時間遅れの特急に何とか乗り込み、遅れて参加。

京都GIMカンファレンスは、今日も多くの参加者があり、熱気に満ちていました。
 1例目は諏訪中央病院からの症例で、57歳女性の発熱、節々の痛み、腹痛。入院時、下腹部に反跳痛あり、体幹・四肢に色素沈着多数。WBC=17800、CRP=20.89、CTでは、腹膜炎の所見と肝脾腫、脂肪織炎あり。血液培養と腹膜組織培養から・・・
 2例目は市立堺病院からの症例で、70歳女性の労作時動悸・呼吸困難と右頸部の腫脹・紅斑。血液検査では、WBC=380!、Hb=7.7、Plt=1.5万の汎血球減少とDIC。骨髄穿刺では典型的な・・・
 3例目は福知山市民病院からの症例で、77歳男性の意識障害と発熱、頻脈、頻呼吸。基礎疾患としてAf、DM、膀胱がんあり。血液検査では、急速に進行する溶血!(Hb:14.2=来院時→9.3=3時間後→7.2=6時間後、MCV:103=来院時→62.6=3時間後→47.7=6時間後)血液塗抹、末梢血グラム染色で見えたものは・・・
 とびっくりするような症例が続き、お腹いっぱいになりました。

2012年9月6日木曜日

木曜日


朝の電車の中で、原宏一の「天下り酒場」を読了。ミステリーファンタジー的な短篇集で、結構気に入りました。

 病院には、学生さんの実習2日目。
 午前は、後期研修医のH医師の受け持ち患者さんの回診を一緒にしました。
 その後、自分の受け持ち患者さんの回診。今日は新しく受け持った患者さんが2名あり、状態の悪化した患者さんもあり、結構忙しかった。
 午後も、病棟患者さんの対応をして、感染予防対策委員会の会議があり、バタバタとして過ごしました。
 
帰りの電車の中で、岩田健太郎氏の「ためらいのリアル医療倫理」を読了。
 来週予定の医療倫理学習会の参考になったかな?

2012年9月5日水曜日

水曜日

今日も朝早起きして、6時23分の地下鉄に乗って出勤。朝のJRは、結構混んでいるのですが、なんとか座れるので、普段は本を読んだりしていますが、今日は、昨日のヤングなでしこの対ドイツ戦を観ていました。0−3の完敗でしたね。うーん、残念でした。
 綾部駅からは自転車で病院まで。
 病院は、写真のように田んぼの中に建っていて、環境的には最高です。自転車の気持ちの良いこと。
 午前は、病棟当番。受け持ち患者さんの回診をしながら、他の患者さんの対応もこなしていく。
 受け持ちのFさん。認知症があるのだが、ひどい便秘で横行結腸まで硬便がゴロゴロ溜まっている。1-2-3エネマ(オキシドール20ml+オリーブ油40ml+微温湯60ml)というのが文献に載っていて、浣腸してみたのだが、すぐ後から液だけがだらだら出てくる始末。肛門近くには拳大の硬便が出口を塞いでいる格好で、便は出そうもない。本当に、便秘は怖いな。病棟でそんな話で盛り上がり、「宿便ファイターズ」が結成され、明日から本格的に試行錯誤してみることになりました。
 救急で来た60代の患者さんはもともとCOPDのある方で、治療中断していた方。1日20本の喫煙を続けていて、朝から呼吸困難があると来院されました。SpO2は79%!動脈血のガス分析では、PO2が40台、PCO2が70台と逆転!割りとケロッとされていましたが、即入院となりました。
 午後は、京都市内へ移動。京都民医連中央病院で、研修医の退院カンファレンス。退院サマリーをレビューするのですが、結構突っ込みどころ満載です。まあ、退院してから突っ込まれても、という感じもないではないですが、振り返ってみてわかることもたくさんあるわけで、次に生きるように振り返っているつもりではあります。
 夜は、スポーツジムに行き、帰宅。
 今日も忙しかった〜。

2012年9月4日火曜日

火曜日


  火曜日は、当直明けで、午前中病棟当番。
 午後は、京都市内の京都民医連中央病院へ移動し、研修医会議に参加。
 研修医会議では、研修医がそれぞれ1週間の振り返りを行い、経験交流や必要があれば研修内容の調整なども行い、あわせて学習会も行うことが多い。
 本日の学習は、グラム染色。ERでグラム染色ができるようになったので、この機にグラム染色手技の再確認。
夕方は、スポーツクラブへ。
 地下鉄山科駅にある大丸の5〜6階にスポーツクラブがあり、1回の利用料金が780円、1ヶ月定期が7800円で、手軽に利用できます。
 この春から腰痛になり、運動不足を痛感したので、7月から週に3〜4回は通っています。
 今のメニューは、ストレッチに10分、スポーツジムで筋トレに15分、プールで500〜750mほど泳ぎます。
最後にリラクゼーションプールで体をほぐし、ミストサウナでストレッチをして約1時間ほどで終わります。
 これ、すると体がやっぱり違うんですよ。腰痛も良くなって来ましたし。
 やっぱり、体のお手入れは大事ですね。

2012年9月3日月曜日

月曜日

この4月から京都市北部の綾部市にある、京都協立病院という99床の小さな病院で勤務しています。
 朝、6時23分の地下鉄に乗り、二条駅でJR嵯峨野山陰線に乗り換え、各駅停車で綾部駅まで1時間40分。綾部駅から自転車で約12〜3分で病院に到着します。
 月曜日は、午前 外来、午後 病棟当番、夜 外来、その後、当直 というハードなスケジュールです。
 午後は、近くの老人施設からCPA(心肺停止)の患者さんが搬送されてきて、CPR(心肺蘇生)を懸命に行いましたが、残念ながら自己心拍は戻りませんでした。
 当直は、幸い平和な夜を過ごすことができ、割りと眠れました。

2012年9月2日日曜日

日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会 2日目


 今日は、朝6時過ぎに自宅を出発して、福岡で開催されている日本プライマリ・ケア連合学会学術大会に参加してきました。
 京都から3時間弱で博多まで行けるので、楽なものです。
 午前と午後、指導医講習会に参加し、昼は家庭医療後期研修プログラム責任者の会に参加して、そのあととんぼ返りしたので、ポスター展示も他のWSも参加できず、旧知の方々とも交流できず、不完全燃焼感の強い学会参加になってしまいました。
 来年は、発表もして、ゆっくり満喫したい。
 

2012年9月1日土曜日

日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会

 今日は、プライマリ・ケア連合学術大会が福岡で開催されていますが、私は病院に居残りです。
 午前中、外来を一部お手伝いし、昨日入院した病棟患者さんを診て、13時に日直医に引き継ぎをして、業務終了。
 自転車で病院を出て、駅まで向かう途中、急にゲリラ豪雨に見舞われて、頭から足までずぶ濡れになってしまいました。で、駅についたらからりと晴れてしまうとは、憎らしい。
 幸い運動服を持っていたので、駅で着替えて電車に乗りましたが、医局の同僚の本棚から密かに持ちだした本が水浸しになってしまったので、新しく買う羽目になってしまいました。
 最近、にわかに局地的大雨になることがあるので、要注意です。