2009年11月30日月曜日

健康キャンペーンが終了しました

 健康キャンペーンが終了しました。(9月1日付けblog参照 今年は、スリム−5kgと腕立て伏せ40回+腹筋60回×5回/週でエントリーしました。)
 昨年は達成できずに涙をのみましたが、今年は、なんとか達成しました!
 減量は、目標を1.3kg超過達成しました!おかげで、結婚したときにつくったスーツが楽に着られるようになりました。
 腕立て伏せ40回+腹筋60回にスクワット80回も加えて週5日行ったので、余分な脂肪が少し減って、体の動きも楽になりました。
 あとは、リバウンドが来ないように維持しなくては。
 

2009年11月28日土曜日

外部講師のカンファレンスと家庭医療学センター定例会議

 今日は、外部講師のカンファレンスがありました。
 症例は、63才の男性で主訴はめまい、頭痛、倦怠感。高血圧があり(収縮期>250!)二次性高血圧の診断、治療に議論が進みました。
 2例目は、80才の男性で主訴は歩行困難。病歴を検討した後、ベッドサイドへ。神経所見で構音障害、挺舌で右に偏位、指鼻試験で左陽性、立位・歩行困難、などが認められました。頭部MRIでは左延髄外側〜背側に梗塞を認めました。
 その後、京都家庭医療学センターの定例会議。
 月に一回の会議ですが、journal club あり、後期研修医の症例発表あり、運営上の論議あり、と盛りだくさんで、帰宅は19時をまわりました。

2009年11月26日木曜日

Crowned dens syndrome


 80代の女性。左頸部痛と発熱で来院。頸髄症なども疑われ、整形外科対診されるも、特異的な所見なく、入院となった。入院後、左膝関節の主張と熱感があり、偽痛風と診断。NSAIDS処方され、症状改善して退院となったが、後でCTを見直してみると、C2 軸椎の背側に石灰化が!入院時の頸部痛も偽痛風=Crowned dens syndromeであった!!
 別の80代女性。頭痛と項部硬直を主訴に入院。認知症があり、詳細は不明。髄膜炎が疑われ、髄液検査が行われたが、きれいな髄液で髄膜炎は否定。CTで、頭蓋内病変も否定的であったが、入院後左手関節の主張が出現し、偽痛風と診断。頸椎のCTを再度見直してみると、これもCrowned dens syndromeであった!!
 Crowned dens syndromeは、軸椎周囲の靭帯への結晶沈着によって起こり、多くはピロリン酸カルシウムによって起こるそうです。髄膜炎やPMR(リウマチ性多発筋痛症)との鑑別が問題となることがあります。偽痛風は高齢者に多い疾患ですが、後頸部〜後頭部痛を訴える高齢者を見たら、鑑別に入れる必要があります。結構見過ごされているかもしれません。

2009年11月21日土曜日

クロとラッキー

 ラッキーの骨がやっとくっつき、先週の土曜日に左上腕に刺さっていた固定釘を抜釘しました。
 その後しばらく、傷をなめて化膿してはいけないと、エリザベスカラー(エリマキトカゲのようなカバーをこう呼ぶのだそうです)をしていましたが、それもやっととれて、赤い首輪をもらいました。
 ラッキーはPTSDからか、なかなか慣れずに暗闇に潜んだりしていましたが、やっとえさを食べに出て来たり、部屋で遊ぶようになって来ました。
 クロは、ラッキーをなめたり、取っ組み合ったり、追いかけっこをしたり、えさを横取りしたりしながら、先住者の貫禄を見せています。
 朝4時半になると、えさが欲しい、と布団まで起こしにくるのがちょっと悩みの種です。
 

2009年11月18日水曜日

歩いて帰ったSAH

 3日前から右目が塞がって来た、と眼科受診された、70才男性。眼科で右動眼神経麻痺を指摘されて神経内科対診され、頭部CTをオーダーされて、来院されました。
 本人は検査だけのつもりで帰宅された後、放射線技師が異常を指摘し、ER担当医に連絡。ER担当医はビックリして自宅に連絡し、救急車で最来院を勧めましたが、本人は頭痛もなく、救急車はかたくなに拒否され、「バスで来ます」と。
 ハラハラして待つER医の前に30分ほどして姿を見せた患者さんは、慌ただしく説明を受けたあと、いやがっていた救急車で脳外科病院へ搬送されました。

 いや〜 こちらとしては、間一髪というところで冷や汗ものですが、患者さんは涼しげな顔だったとか・・・

2009年11月16日月曜日

娘が交通事故に遭いました


 夕食のとき、娘の帰りが遅いね、と言った矢先、「事故に遭って搬送されて来たのですぐに来てほしい」と救急病院から電話がありました。
 タクシーをつかまえて急いで病院に向かいました。
 いったいどんな大変なことになっているかと心配しましたが、本人はけろっとした顔で待ち合いの椅子に座っており、医師からの説明では、臀部から下腿の打撲はあるが、骨折はないので、帰宅しても良い、とのことでした。
 本人の話では、横断歩道を自転車で通行中にタクシーにはねられて救急車で運ばれたとのこと。
 帰りに自転車をとりに事故現場に行ったところ、まだ現場検証をしていました。
 当のタクシーは、フロントガラスが割れており、自転車は走行不能の状態になっていて、事故の衝撃がかなり強かったことが分かりました。
 本人に骨折も頭部打撲もなかったのは、不幸中の幸いでした。
 ほ〜

2009年11月14日土曜日

コミュニケーションOSCE & 救急OSCE

 今日は、午後から1年目研修医対象のコミュニケーションOSCE & 救急OSCE が太子道診療所の内科外来部分を使って行われました。
 コミュニケーションOSCEは、SP(模擬患者)さんを用いて、「禁煙指導(行動変容)」と「がんの告知」、「剖検の依頼」の3つのstationで行われ、救急OSCEは、「頭痛」「胸痛」「腹痛」の3つのstationで行われました。
 6つのstationで各25分ずつかけて、1年目研修医6名とと医学部6回生1名の参加で、14時から18時までの長丁場でしたが、やってみると、あっという間に終わった感じでした。
 参加した研修医たちは、さすがに疲れた感じではありましたが、それよりも充実感の方が大きかったようです。
 評価者として参加していただいた、上級医・指導医の方々、患者役をやっていただいたSPと2年目研修医の皆さん、裏方で支えていただいた事務の人たち、ご苦労様でした。

2009年11月13日金曜日

オープン救急カンファレンス


 午後からは、京大救急部の山畑先生の3病院合同オープン救急カンファレンスがありました。
 このカンファレンスでは、主訴から鑑別診断をどんどん挙げて、病歴でそれを絞っていくやり方で診断にたどり着いていきます。
 救急対応が前提ですので、当然診断を絞りながら、治療も平行して行っていきます。

 当院からは、1年目研修医のY医師が、胃壁全体の肥厚が認められた胃アニサキス症の一例を提示しました。(9月29日の項参照)
 今日は、南病院からの症例とあわせて、2例が検討されました。
 研修医のY先生、ご苦労様でした。

急性喉頭蓋炎

 43才の男性。発熱、咽頭痛、飲み込みにくさのため、朝方救急外来受診されました。
 前頸部全体に圧痛があり、くぐもった声で、つばも飲み込みにくく、ティッシュペーパーで口を拭っていました。
 レントゲンを撮ったところ、thumb signが!
 呼吸困難はまだ出ていませんでしたが、急いで耳鼻科救急へ搬送しました。
 急性喉頭蓋炎は、喉頭蓋が腫大して急速に窒息することもあるので、迅速な診断が求められます。
 本で見たことはありましたが、実物を見たのは初めてで、勉強になりました。

2009年11月9日月曜日

ついに我が家にもインフルエンザA


 今日は朝から咽頭痛、全身倦怠感、寒気があり、病院を休みました。
 朝9時30分頃、学校から電話があり、下の娘が38℃の発熱があるので、帰宅させる、と。
 夜になっても39℃の熱が出ているため、インフルエンザの検査を受けさせると、fluAが強陽性に出ました。
 ついに我が家にもインフルエンザがやって来ました。(私の調子が悪かったのもfluAのせい?ワクチンはうちましたが・・・)
 みんなで麻黄湯を飲んで、暖かくして寝ることにしました。

2009年11月8日日曜日

家庭医の生涯教育のためのWS 2日目

 今日は、「第17回家庭医の生涯教育のためのワークショップ」2日目ですが、朝から学会の理事会があり、それに参加した関係で、午前中の2つのセッションには参加できませんでした。
 家庭医療学会は、プライマリ・ケア学会、総合診療学会と合同し、プライマリ・ケア連合学会になることになっていますが、学会が合同するということは、とても煩雑な実務作業があるようで、今日の理事会でもなかなか議論が定まらず、時間がかかりました。
 昼、京都家庭医療学センターからの参加者と一緒に写真を撮り、午後は、PIPC (Psychiatry in Primary Care)のセッションに参加しました。
 セッションでは、井出先生のエネルギーに感銘を受け、ロールプレイなども通じた実践的なやり方にのせられて、あっという間に1時間30分が過ぎ、とても勉強になりました。
 明日からでも、心療をやってみたい、と思わせる内容でした。
 

2009年11月7日土曜日

家庭医の生涯教育のためのWS


 今日と明日は、「第17回家庭医の生涯教育のためのワークショップ」が大阪、天満研修センターで開催されており、参加しました。
 初日は「誰も教えてくれなかった診断学 実践編」として、名古屋第二赤十字病院の野口善令先生の3時間にわたるレクチャーがありました。
 「仮説演繹法による分析的な診断」と「パターン認識による直感的診断方法」の両者をうまく組み合わせて使うことにより効率的な診断ができる、という内容がとても良く分かり勉強になりました。
 出版されているほんの内容よりより洗練されたないようになっていると感じました。野口先生も続編の執筆をされるとのことをいわれていましたので、楽しみです。

2009年11月6日金曜日

GIMカンファレンス

 朝、ERカンファレンス。
 午前は、健診業務に入ったので、診療所へ。
 昼、病院へ戻り、指導医上級医会議。
 半年間の振り返りと今後についての議論と、11月14日に予定しているコミュニケーション&救急OSCEの打ち合わせ。
 午後、受け持ちの患者さん・ご家族と面談。
 レセプトのチェックもあり、その後、音羽病院で行われる京都GIMカンファレンスに参加。
 GIMカンファレンスでは、神戸大学感染症のI先生が、感染症かと思わせて感染症でなくでも結局感染症のお勉強という症例を提示され、市立堺病院からは40才女性の全身の痛みと下腿・前腕の疼痛を伴う発赤の症例。丸太町病院から糖尿病のある80才女性の突然発症の両側大腿の疼痛で、たどり着いた結論はちょっと思いつかないような病態、という症例の発表がありました。なかなか面白く、勉強になりました。

2009年11月5日木曜日

原因不明の呼吸困難

 昨日の夜診に受診された40歳代の患者さん。
 「1ヶ月ほど前から常に呼吸がしんどい。先週は少しましになったが、この3日ほどしんどさが強くなってきた」と来院。「動いたときの方が息苦しい感じ」咳、痰はなく、小児喘息の既往があるが、「喘息のしんどさとは違う感じ」と。仕事は車の整備で、仕事上のストレスはあるが、特に最近それが増えたわけでもない。タバコは20本×20年。
 身体所見では、脈拍が100程度でやや頻脈だが、SpO2は99%。肺音を始め、ほかの身体所見で異常はない。胸部レントゲンを撮ってみたが、特に異常なく、う〜ん、と困ってしまった。
 喘息の既往があり、喫煙しているので、やはり喘息発作ではないかと考え、気管支拡張薬を処方しながら、血液検査をオーダーし、次週結果を聞きにきていただくこととした。

 で、本日、血液検査の結果が判明し、あっ!
 Hbが7.9まで低下している!(半年ほど前の検査では13あった)
 呼吸困難感の原因は貧血であったか!
 急いで連絡を取り、受診していただくようにしたのはいうまでもない。
 頻脈にもう少し注目していれば、見落とさなかったのに・・・ 痛恨の症例でした。

2009年11月4日水曜日

創傷治癒学習会


 朝、ERカンファレンス(休日明けだが昨日の夜は研修医が当直に入ったので)
 午前、後期研修医のT医師の受け持ち患者さんの回診をしました。
 午後、研修医対象に、病棟師長さんが創傷治癒と被覆剤についての学習会をしてくれました。
 たくさんある被覆剤をどう使ったら良いのか、創傷治癒のメカニズムから話していただき、とても勉強になりました。
 その後は、自分の受け持ち患者さんの家族との面談と会議。
 夜は、夜診に入りました。

2009年11月1日日曜日

日曜日もお仕事

 今日は、日直にあたっていて、お仕事でした。
 朝は、7時45分から当直の引き継ぎを受け、お仕事開始。
 午前中は、外来担当でしたが、救急車の搬入こそありませんでしたが、入院が2件あり、インフルエンザや咽頭扁桃炎、頭痛、嘔吐 etc. 切れ目なく患者さんが来院されていました。
 午後は、病棟担当に変わりましたが、これも切れ目なくあちこちの病棟から呼ばれまくり、昼食を食べる時間もなく働きました。
 朝早かった分、早く終わりにしてもらい、15時45分で引き継ぎをしましたが、その後もたまっていた仕事の処理に手を取られ、帰宅したのは結構遅くなりました。
 それでも、家族みんなで夕食を食べて、くつろぎの団欒を楽しみ、長いような短いような日曜日が終わりました。