2009年4月30日木曜日

日常医療総括会議

 今日は、当院の日常医療活動総括会議も開催されました。
 病院の急性期機能強化とリハビリテーションがテーマで、相澤病院の原寛美先生をお招きしての講演と、当院でのリハビリテーションの取り組みをもとにした意見交換が行われました。
 僕の担当した95才の独居女性の方で、右上下肢不全麻痺に対して入院早期からリハビリを施行して何とか在宅へ退院できたケースの発表があったので、少しコメントを述べさせていただきました。
 リハビリは「障害からの復権」であり、高齢者においても重要な医学的アプローチであることを全体で再確認できました。

豚インフルエンザ


 豚インフルエンザが世界的な広がりを見せ、フェイズ5と認定されました。
 成田空港で、ロスアンゼルスから帰国した日本人女性にインフルエンザ簡易検査陽性がでたとのこと。
 これから、GWシーズンにはいりますが、大勢の人が移動することで大流行にならないか、心配です。
 豚インフルエンザは毒性が少ないという話もあるので、情報には注意しながら、パニックにならず、日常の感染対策をしっかり行うことが重要なようです。
 MeisterMedから、iSiloというPDAアプリケーションに対応したSwine FluのCDCガイドラインが緊急リリースされました。
 僕も早速 iPhoneにダウンロードしました。

2009年4月28日火曜日

家庭医療学後期研修医振り返り

 今日も朝8時からERカンファレンス。
 9時から家庭医療学後期研修医のK医師の患者回診。
 11時からER当番で、一人入院がありました。
 12時30分から吉中院長の心電図道場。
 13時30分からERカンファレンスの続きをし、少し休憩。(その後、回復期リハビリ入院判定会議に出たが、意識がトンデいました)
 17時から家族との面談。
 そして、17時30分から家庭医療学後期研修医の振り返りをしました。

 家庭医療学後期研修医の振り返りは毎週火曜の夕方に行っていますが、内容は、1週間のポートフォリオ振り返りと、学習会が中心です。
 学習会は、American Family PhysicianかFamily Practice
 Management (どちらも米国家庭医療学会の学会誌です)から各自文献を選んで紹介する形で行っていますが、今日は、FPMの2008年2月号と3月号から、Practice Measurement : A New Approach for Demonstrating the Worth of Your Workと、Have You Really Addressed Your Patient's Concerns?、Discussing End-of-Life Care With Your Patientsを抄読しながら、討論しました。
 特に、2つめの文献は、患者さんの気になっていることすべてを話題にしながら、タイムマネージメントも行い、満足度を上げる秘訣について述べてあり、とても興味深い文献でした。
 1年目研修医も2名参加し、討論が盛り上がったので、終わったのは19時30分を回っていました。
 その後、生協に寄って食材を買って家に帰りました。あ〜今日も一日忙しい日でした。

2009年4月27日月曜日

麻酔科研修のお願いに行ってきました

 今日は昼からF病院に麻酔科研修のお願いに行ってきました。
 当院の後期研修医で、3ヶ月の麻酔科研修を希望している医師もいるので、あわせてお願いしてきましたが、とても好意的に受け入れていただきました。
 ありがたいことです。

2009年4月26日日曜日

臨床セミナー


 4月25日(土) 26日(日) の両日、当院にて、研修医のための臨床セミナーを開催しました。
 1年目研修医7名を対象にした、集中講座で、医学生さんも4名参加しました。
 4月25日は、
 午前は、2班に分かれて、SP(模擬患者)を用いた医療面接もしくはBLS
 昼にランチョンカンファレンス(新入院カンファレンス)
 午後は、感染症入門講座/グラム染色実習
 夕方から京都市立病院・京都南病院と合同の洛西救急カンファレンスに参加しました。
 4月26日は、
 午前は、前日と班を交替してBLSもしくは医療面接
 昼に振り返りをして
 午後は、大阪の西淀病院に移動して、岩田健太郎先生の講演会に参加しました。
 盛りだくさんの内容で、明日からの診療がレベルアップしたことは間違いありません!
 でも、ちょっと疲れました。

2009年4月24日金曜日

誕生日

 今日は僕の誕生日でした。
 夜の会議をさぼって、早く帰りました。
 家族みんなが祝ってくれて、娘は花束をプレゼントしてくれました。
 妻がケーキを作って、みんなでわいわい言いながら楽しく食べました。
 応援してくれる家族がいるから、がんばれます。

2009年4月23日木曜日

パコと魔法の絵本

 昨日は夜診があって、帰るのが遅かったので、今日は早く帰りました。少し時間があったので、食事をしながら家族みんなで「パコと魔法の絵本」を観ました。
 ディズニーのおとぎの国のような場所で、イソップの物語のような絵本の世界に入り込んで、シリアスだったりはちゃめちゃだったりしながら、最後はほろりと泣かせる物語でした。
 まだ見てない人は、是非見てみてください。
 結構おすすめです。

2009年4月22日水曜日

カウンターをつけました

 カウンターをつけました。このブログを開始する前は、「自分のプライバシーを公開するなんて気が知れない」と思っていたのが、ブログを開始してみると、どのくらいの人が見に来ているのか気になるようになるとは、不思議なものです。
 見た人の反応も気になったりしますので、コメントも書いていただけるとうれしいです。

2009年4月21日火曜日

火曜日はタイトです


 朝、8時からERカンファレンスに参加(写真参照)。
 8時30分からベッドミーティングをして、8時45分から医局の朝ミーティング。
 9時から、本日退院の患者さんの退院指示をして、9時45分から後期研修医のK医師の患者回診。
 11時からER当番に入り、12時から新患カンファレンス。
 12時30分から院長の心電図道場があり、1時30分からリハビリ回診と回復期リハ病棟の入院判定会議。
 16時30分から少し休憩して17時30分から家庭医療学後期研修医との学習および振り返り会。
 それが終わって、19時30分に病院を出て、ソフトバンクへよって、地下鉄の定期券は買い損ねて、家に着いたら20時30分を回っていました。
 火曜日はtight なscheduleです。は〜・・・
 

2009年4月20日月曜日

体力作りを

 最近、体がなまってきたので、腕立て伏せを30回、腹筋を45回、スクワットを60回、毎日することにしました。
 いつまで続くでしょうか?

2009年4月17日金曜日

早朝ERカンファレンス


 昨日から、1年目研修医の病棟受け持ちが始まり、早速準夜(17時〜21時)のER研修が始まりました。ER研修の振り返りを翌日朝8時から行うことになっているので、今日が最初の早朝ERカンファレンスでした。
 朝8時に研修医と上級医・指導医が集合して、研修医が対応した患者さんの振り返りをしました。昨日は珍しく、17時〜21時の間、一人しか患者さんを診なかったとのことで、そのケースを時間をかけて振り返りました。(嘔吐・下痢の男性のケース。送別会で飲食した後、同様の症状の人が数名あり、食中毒が疑われました)
 今後、月曜から金曜まで毎朝、ERカンファレンスが行われることになっています。

2009年4月16日木曜日

最後のパレード

 「最後のパレード」という本を、書店で見つけて、衝動買いで買いました。副題に「ディズニーランドで本当にあった心温まる話」とあります。
 帰りの地下鉄の中で読みました。思わず、涙が出ていました。そこで働く一人一人が、高いサービス精神で、感動を生み出しているということに感動しました。
 ディズニーランドのサービスの高さについては、いくつも本が出ていますが、医療従事者も見習わなければならないと思いました。
 ただ、質の高いサービスを提供し続けるには、もっとゆとりがもてる職場環境がないと難しいですが・・・

ちょっとハード

 昨日は16時から夜診をして、21時から当直をしました。
 当直帯では、身元不明の大量飲酒後溺死寸前の25歳が救急車で搬入され、バイタルは安定しているものの、意識は混濁しベッド上で暴れて落ちそうになるので警察官2名とともに押さえつけながら補液をしたり、その間に他の患者さんが受診したり、とばたばたした夜でした。
 結局、明け方に身元が判明し、父親が迎えに来て一段落。
 眠れたのは30分×2回くらいで、当直あけはふらふらでした。
 午後から休みをもらって帰りました。
 あ〜ちょっとハードだったなあ・・・

2009年4月10日金曜日

内科学会総会参加

 今日から3日間、東京国際フォーラムで開催される内科学会総会・講演会に参加しました。
 京大の山中伸弥先生の「iPS細胞の可能性と課題」の講演が、とてもインプレッシブでした。

2009年4月9日木曜日

DynaMedをiPhoneにインストール

 DymaMedはEBMにもとづく、臨床医のための二次資料です。UpToDateよりも使い勝手がよく有用だという人も少なくありません。
 僕も、ついにDynaMedを個人契約し、iPhoneへのインストールに成功しました。
 これで、いつでもどこでもDynaMedに即座にアクセスすることができるようになりました!

2009年4月8日水曜日

外来カンファレンス

 外来終了後、後期研修医と外来カンファレンスをしています。
 外来カンファレンスでは、1年目後期研修医(=卒後3年目)の診察した全例を振り返り、病歴聴取、身体診察、検査、診断、治療のそれぞれが適切であったかどうか検討します。
 後期研修医にとっても、指導医にとっても、気づきや学びの多いカンファレンスです。
 ただ、夜診終了後、全例振り返るので、体力を使い果たしてへろへろになるのがちょっと辛かったりします。(もう年か??→もう年や!!)

NICE-SUGAR Study

 今朝は、内科の抄読会の担当だったので、重症患者の血糖管理と死亡率についての文献をもとに発表しました。
 NEJMの3月26日号に掲載されたNICE-SUGAR Studyによれば、ICU患者の血糖を81~108 mg/dlにコントロールした群と144〜180 mg/dlでコントロールした群では、90日目の死亡率は血糖コントロール強化群の方が有為に高かった、とのことです。
 他の文献も含めたレビューでは、DynaMedの Intensive glucose control in critical careの項目がよくまとまっていますが、血糖コントロール強化群では、低血糖のリスクを増大させ、外科手術患者以外の死亡率は増大する可能性があります。
 当面は、血糖コントロールは180 mg/dl以下を目標にすれば良さそうです。

2009年4月5日日曜日

今日は一日お休みです。



 今日は日曜日。
 一日お休みで、朝寝の後、花見をしながらお寿司を食べて、昼寝をしました。
 自分ではあまり気づかないうちに、疲れがたまっていたのかな〜?

2009年4月4日土曜日

歓迎!新入研修医諸君!!

 新しい研修医が7名来ました。
 今日は、初日で、研修のオリエンテーションと医療安全についてのレクチャー、チーフレジデントの中村医師に協力していただき、ケースカンファレンスを行いました。
 病棟デビューにはまだ少し時間がありますが、徐々に医師としての自覚を持って、成長して行かれることを期待しています!!

2009年4月3日金曜日

京都GIMカンファレンス(発表)


 今日は、本年度最初の京都GIMカンファレンス。
 当院からは研修医の木原医師が初めて発表しました。
 ぎりぎりまでかかって仕上げた発表でしたが、やや緊張しながらもしっかり発表できて、良かったです。
 カンファレンスは、新入研修医や神戸大学のI先生も来られていて、盛況でしたし、勉強にもなりました。

 * 燻製ニシンは英語でRed herring。ニシンを燻製にすると赤くなることから来ていますが、Red herring には、「注意を他にそらすもの」という意味があります。これは、猟犬の訓練に匂いの強い燻製ニシンで獲物の匂いを消して訓練したことから来ているそうです。