今日も一日はんなりと
都市型診療所で家庭医として実践しながら学ぶ、生涯研修日記
2010年4月30日金曜日
連休前は忙しい。
午前中は、病棟当番で、研修医の動脈血ガス分析の手技指導をしました。
昼は指導医上級医会議の予定でしたが、患者対応やら何やらでお流れ。
その後、新しく入院した患者さんの診察と退院に向けたカンファレンスがあり、内科カンファレンスに出て、夕方は胸部CTカンファレンス。
夜、娘の中学校で研修旅行の説明会があり、それに参加して、終了後、娘と一緒に帰宅しました。
家に着いたのは8時半を過ぎていましたが、明日からは連休なので、ちょっとほっこらとしました。
2010年4月29日木曜日
京都家庭医療学センター後期研修修了式
今日は、休日でしたが、午後から京都家庭医療学センター(KCFM)の会議がありました。
2名が外部研修の報告をし、家庭医療学後期研修を終了したM医師が後期研修のまとめを報告しました。
久しぶりにメンバーの多くが顔を合わせていろいろと話ができました。
終了後は、研修修了祝いと新しく参加してくれたH医師の歓迎会も兼ねて飲み会をしました。
研修修了記念にKCFMからクリスタルの盾を贈りました。M医師は盾を手に、ご満悦の表情でした。
研修ご苦労様。あとは、専門医試験に向けて頑張って下さいね。
2010年4月28日水曜日
連休前
今日は、朝は、内科抄読会。
ミーティングの後、9時から看護学校の講義。
帰って、入院患者さんと家族の面談があり、その後、医学生さんへの研修説明。
昼は、研修医の新入院患者カンファレンス。
終了後、後期研修医のO医師の患者回診。
16時からは夜診があり、21時過ぎに終了。
休日の前日だからか、やたらと患者さんが多かったです。
家に帰って、妻と子供たちとおしゃべりをして、風呂に入って本日の活動は終了。
明日は休日なので、朝はゆっくりできそうです。
2010年4月27日火曜日
無題
朝8時から、ERカンファレンス。
午前は、救急当番で、前半は患者さんがありませんでしたので、待機時間中に診断書や主治医意見書を記入。
後半は、急患がバタバタと来院。呼吸不全で緊急入院となった施設入所中の患者さんや、10分ほど続く左胸部〜肩の「引っ張られる感じ」で入院となった不安定狭心症の患者さんなどがありました。
昼過ぎ、午前中往診に行っていた後期研修医の往診カンファレンスのために診療所へ。
カンファレンス終了後、病院に戻り、病棟回診。
夕方、翌日の看護学校の講義の準備をして、帰宅しました。
2010年4月26日月曜日
訪問者が9000人を超えました。
朝、患者さんの家族の方と面談。
病棟を少し見て、10時30分から研修医回診。
口頭プレゼンテーションから始まり、身体所見や検査所見の確認。鑑別診断と方針を検討して、約1時間で終了。
昼から救急当番。
心不全と腹膜炎の緊急入院がありました。
夕方、家庭医療後期研修医のO医師の振り返りと「患者中心の医療」の輪読会をして、帰宅しました。
blogの訪問者数が9000人を超えました!
訪問していただいた方々、ありがとうございます!!
2010年4月25日日曜日
今日は日直
今日は、9時から17時まで日直で病院に缶詰。
い〜い天気でしたよね〜。
モッタイナイ!
気候が良かったせいか、日直はあまり忙しくはなかったです。
夜は、妻が誕生ケーキを作ってくれました。
年の数のろうそくは立てられませんでしたが、とってもおいしかった〜
2010年4月24日土曜日
外部講師のレクチャーと誕生日
今日は、今年度第1回の外部講師のレクチャーがありました。
午前中は、症例検討とベッドサイドティーチングがあり、午後は病歴と身体診察のレクチャーがありました。
症例提示はSくんが頑張ってやってくれました。
今日は実は私の誕生日だったので、家族で近くに住む両親の家に行き、ごちそうになりました。
2010年4月23日金曜日
往診とCPCと準夜当直
今日は、午前は往診の代診。
昼過ぎまでかかりましたが、往診はやっぱり「いい」ですね。
午後は、CPCで、呼吸不全で人工呼吸管理となり、残念ながら亡くなった症例でした。
1時間にわたり白熱した討論が行われました。
夕方は17時から21時まで準夜当直。
家に帰ったのは、11時前でした。
週末は疲れがたまります・・・
2010年4月22日木曜日
コア・レクチャーと日常医療総括会議
昼に、総合内科のY医師が研修医対象のコア・レクチャーをしてくれました。
今日は、口頭でのプレゼンテーションの方法がメインでした。
今週から患者を受け持ち始めた新研修医も2度3度とプレゼンテーションをする機会があって、大分上達してきたようです。
午後は、日常医療総括会議がありました。
赤穂市民病院の邉見公雄先生に講演していただきました。
特に、医療安全と医療公開のユニークな取組みは感銘を受けました。
夜、医学生さんと面談し、帰宅しました。
2010年4月21日水曜日
今年度第1回新患カンファレンス
今日は、午前中、自動車免許の更新に行きました。朝7:30に家を出て、8:40くらいに運転免許試験場につきましたが、もう、長蛇の列でした。
なんとか11時くらいに終わって、帰宅。
その後、出勤し、昼に第一回の新患カンファレンスを行いました。
初めての新患カンファレンスでしたが、結構プレゼンテーションもできていて、盛り上がりました!
新研修医のSくん、ご苦労様でした!!
2010年4月20日火曜日
看護学校講義
今日は、午後から看護学校の講義がありました。
毎回、終了時のフィードバックを取っているのですが、今回は、「図を書きながらの説明でわかりやすかった」と「内容が論理的に組み立てられていた」というフィードバックがとても勇気づけられました!
2010年4月18日日曜日
おやすみ
今日は、お休みで、犬と遊んだり、溝掃除をしたりして過ごしました。
離統休(普段の働き場所を離れて、自分の自由に統べる時間を持って、心も体も休める)が大事だと感じています。
2010年4月17日土曜日
同僚の結婚式
今日は、同僚の結婚式に行きました。
その同僚の研修医時代の指導医が同期の医師で20何年ぶりに再開して旧交を温めました。
結婚式は・・・良かったですよ。
お幸せに。
2010年4月15日木曜日
救急総合内科カンファレンス
90歳女性。軟便と嘔気があり、いつもと様子が違うので来院。
急性胃腸炎の疑いで入院となりましたが、HR=140 の洞性頻脈が認められていました。
入院時、血液検査はほぼ正常でしたが、入院後、肝機能が3桁に上昇、CTでは、胆嚢内に大きな結石があり、総胆管内にも小結石が認められました。
胸部大動脈は、ありえないくらいに蛇行しており、内径の拡大が(一部解離を疑わせるような部分も)認められました。
胆石胆管炎
の診断で抗生剤を開始し、ERCPを予定していたところが、左上下肢の麻痺が出現。
頭部MRI DWIで、右放線冠などに複数のHigh intensity areaが認められ、
脳梗塞
と診断されました。
思わぬChains of events であれよあれよというまに状態が悪化した症例で、高齢者医療の難しさを一同、あらためて感じました。
2010年4月14日水曜日
iPad発売延期
iPadの日本での発売が5月末に延期になりました。
米国での爆発的売れ行きのためだとか。
しかし、いずれにしろ、マルチタスクを実装したiPhone OS 4.0 がiPadに対応するのは秋らしいので、いつが買い時か、悩ましいのは変わらないですが・・・
志高く
孫正義氏の半生伝です。iPhone版の人気が結構高いようだったので、購入してiPhoneで読みました。(iPhoneで読むのは操作性も良く、片手で満員の地下鉄の中でも結構快適に読めました。ちょっと目が疲れやすかったかもしれませんが)
実業家孫正義の話です。
スティーブ・ジョブズについての本でも思いましたが、このあたりの人は、ヴィジョンも行動力も半端ないですが、
わがまま力
が半端ないですね。
本宮ひろ志のマンガみたいな人生です。
でも、これから、日本のどこからでもインターネットが出来るようになるとすれば、孫正義の
「デジタル情報革命」
がその震源地になりそうな予感も起こさせる本です。
2010年4月13日火曜日
後期研修医振り返り
今日は、今年度始めての家庭医療後期研修医の振り返りがありました。
まだ、病院のシステムにも十分慣れていない状況ですので、今回は、振り返りの方法や今後の進め方について相談しました。
文献学習は、
「患者中心の医療」
を読みながら、discussionしていくことにしました。
新しい年を迎えて、またどんなことが学び合えるか、楽しみです。
2010年4月11日日曜日
風邪でグロッキー
今日は、咳と鼻と全身倦怠感でグロッキーでした。
夕方、妻と一緒に、京都府知事選挙の投票と買い物に行った以外は布団に入りっぱなしでした。
2010年4月10日土曜日
臨床セミナー
頭痛と咳と痰が残っていましたが、今日は新研修医対象の臨床セミナーがあったので、カロナールを2錠飲んで、病院へ行きました。
臨床セミナー
では、
午前中は、SP(模擬患者)さんに来ていただいて、
医療面接〜鑑別診断〜口頭プレゼンテーションのセッション
。
昼はランチョンで、
救急症例カンファレンス
。
午後は、
感染症レクチャーとグラム染色実習
。
その後、「
一歩進んだコミュニケーション
」と題して、癌の告知のロールプレイとレクチャー。
夕方は、
吉中院長の心電図道場
(特別版)。
終了後、
懇親会
と続きました。
結構濃密な一日でした。新研修医の皆さん、ご苦労さまでした。
私的にもハードな一日でした。カロナールを合計8錠服用してしのぎましたが・・・
2010年4月9日金曜日
熱でお休みしました。
今日は、ついに熱が出て、ダウンしました。
夕方患者さんの家族と面談の予定がありましたが、キャンセルの電話をしてもらいました。
明日は臨床セミナーの予定ですが、準備も進まず、一日こんこんと寝ていました。
しんどい〜
2010年4月8日木曜日
今日は風邪
昨日の夜診に風邪の人がたくさん来たせいか、今朝から咽頭痛がありました。
熱はなかったので、仕事に行きましたが、全身倦怠感が徐々に強くなって来ました。
午後、医師部の会議と内科医局会があり、その後臨床研修部の会議があって帰宅したのが8時でした。
今日は、早く寝ます。
2010年4月6日火曜日
ハートロッカー
当直あけの午後、診療所で後期研修医の往診患者さんのカンファレンスを行った後、疲れを癒しに映画館に行きました。
アカデミー賞受賞で話題をさらったThe Hurt Lockerをやっていたので観て来ました。
The Hurt Locker
とは、米軍の隠語で「苦痛の極限地帯」「棺桶」を意味する言葉らしいです。
映画は、イラク戦争を舞台に、米軍の爆弾処理班の活動を中心に、圧倒的なリアルさで死と隣り合わせの戦争を描いています。
臨場感にあふれ、まさに手に汗握るような映像が次々と繰り広げられます。
そして、「戦争は麻薬である」とのテロップにあるように、戦争にはまり込んで抜けられなくなったものたちの存在も示唆します。(これは、単に個人のことだけではないのでしょうね)
でも、個人的にはアバターの方がよかったなあ。
23時間ER
昨日の12時からER当番に入り、夕方から研修医とともに当直をし、当直あけもER当番でした。(さすがに意識がもうろうとして来たので、13時までのところを11時までであがらせてもらいました)
幸い(!)ERの受診患者数はさほど多くありませんでしたが、これだけ長時間ERに浸かっていると、何ともいえない疲労感が体と頭を包みました。
今日は、早く寝る予定。
2010年4月5日月曜日
スティーブ・ジョブズ神の交渉力
米国でiPadが発売になったので(というわけでもないが)AppleのCEOのスティーブ・ジョブズについての本を読みました。
21才でアップルを立ち上げ、25才で大富豪となり、経営するピクサーはアカデミー賞を取りアニメ映画の興行成績を塗り替え、ディズニーの筆頭株主となり、アップルに返り咲いた後はiMac, iPod, iPhoneと立て続けにヒットを飛ばし、フォーチュン紙の選ぶ2007年のナンバーワン経営者となった人物である。
しかし見方を変えると、せっかくつくったアップルを、自分のわがままで30才で追放され、復習を誓ってつくったネクストは赤字続き、ジョージルーカスから買ったピクサーはヒットを出せず個人資産はどんどん減り、ようやく復帰したアップルはやはり赤字でかつてのブランド力を失っていた。そしてある日、自分の体に膵臓癌が発見される・・・・・
波瀾万丈の人生だが、誰も彼のやり方をまねできない。
しかし、「
他人の意見という雑音に、自分自身の内なる声をかき消されないようにすることが重要だ。そして最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。心と直感は本当になりたい自分を知っている。それ以外のものなんてのは二の次だ
」(p219)という言葉は誰にでも当てはまるかもしれません。
2010年4月4日日曜日
まずは、コーヒーブレイクを
今日は、午前中、娘と一緒に外出しました。
昼に本屋さんに寄って買った本を読みました。
「まずは、コーヒーブレイクを」副題は「わずかな休息から生まれる新しいビジネスライフ」
「本書は働き過ぎのマネジャー、ビルの物語だ。働いても働いても仕事は終わらず、自分の時間は少なくなり、気がつけば、家でも仕事のことしか考えられなくなったいる。そんなとき、ビルはティーチャーと呼ばれる人物に出会い、人生を変える三つの大原則を享受させられるー」
三つの大原則とは、
「立ち止まる、見る、聞く」
「本気で変えよう」
「伝えよう」
それを一人一人が行うとき、仕事が楽しくなり、一人一人が幸せになり、企業文化が変わるということらしい。
そんなにうまくいくかどうかは分からないが、やってみる価値はありそう。
2010年4月3日土曜日
ディズニー7つの法則と関西臨床研修センター運営会議
今日は、お休みの土曜日でしたが、午後、民医連関西臨床研修センターの運営会議が大阪でありました。
昼過ぎに出かけていって、3時間の会議があって、家に帰ったのは8時前でした。
せっかくの休みが・・・・
でも、電車の中で、本を読みました。
ディズニー7つの法則 副題は、奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念。
これは、小説仕立てでディズニーの企業理念を明らかにした本です。内容的にはほかの類似のディズニー本と似通っていますが、小説仕立てなので、こちらの方面白くて読みやすいかもしれません。
7つの法則とは、
「顧客が比べるすべての企業が競争相手」
「細部にこだわる」
「すべての人が、語りかけ、歩み寄る」
「すべての物が、語りかけ、歩み寄る」
「耳が多いほど、顧客の声はよく聞こえる」
「報い、認め、讃える」
「誰もごキンパンソー」
まったく、ディズニー・ワールドは興味深い。
2010年4月2日金曜日
京都GIMカンファレンス
午前中、4月から新任のDrに電子カルテと業務のオリエンテーション。
午後、救急当番をして、夕方は、新任のDr一名と新研修医一名とともに京都GIMカンファレンスへ。
2例目のM病院の発表は、過換気症候群の触れ込みで救急受診した女性の例は、ともすれば見過ごしがちな慢性蕁麻疹の鑑別診断を丁寧に挙げて、温熱蕁麻疹の診断にたどり着いたのは、お見事でした。
日常の軽症疾患もおろそかにしない姿勢は見習わないといけませんね。
2010年4月1日木曜日
帝国ホテル 感動のサービス
今日から新年度が始まりました。
新たに着任される医師もあり、他の病院に移る医師もあります。
しばらく病欠していた研修医も今日から医局に顔を見せることになりました。相談して当面はリハビリ勤務を組むことにしました。
帝国ホテル 感動のサービス
という本を読みました。
副題に「クレームをつけるお客様を大切にする」とあり、帯には「なぜ帝国ホテルにまた泊まりたくなるのか? 110年の伝統がつくった究極のサービス」とあります。
「そもそもお客様が全員満足するサービスなどありません。人と人が何かをすれば、必ずクレームは起こります。(中略)クレームがこじれる最大の原因は相手の心をいじりまわしてしまっている時です。(中略)何が問題だったのかをお客様と納得するまで話しあう。そこに時間と労力を惜しんではいけない。それで、最終的には一番の顧客になってもらう。」(p212~214)
「よく満足度という言葉が使われますが、私は期待度という言葉のほうがお客様の気持に近いのではないかと思っています。期待通りだったのか、期待より良かったのか、それとも悪かったのか。」(p214)
そうか!
期待よりサービスが良いと満足し、期待もしなかったようなサービスが得られると感動を呼ぶのか!!
勉強になりました。
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