2010年3月5日金曜日

京都GIMカンファレンス


 午前中、病棟当番でした。主治医が外来や検査に入っていたり出張だったりした場合、当番医が対応します。
 熱が出たとか、意識の覚醒が悪いとか、あちこちで呼ばれるので、結構大変です。
 人工呼吸管理となっている患者さんのレントゲンをふと見ると、一昨日まで虚脱していた右肺に空気が一杯入っています。よくみると、肺紋理がなく、これは気胸か!?
 CTを撮るとやっぱり気胸でした。人工呼吸管理の方なので、すぐにトロッカカテーテルが挿入されました。
 
 夕方は、月に一度の京都GIMカンファレンスに研修医と一緒に参加しました。
 1例目は、77歳の糖尿病のある男性の繰り返す嘔吐の症例。DKAかと思ったら、呼吸性アルカローシスになっていた。入院した夜はせん妄状態になり、翌日、眼振と構音障害が・・・
 2例目は、48歳女性の繰り返す肝障害。肝生検までしたのだが・・・それはいけませんな。
 3例目は、82歳女性の比較的急速に進行した人格変容と発熱。Rapidly progressive dementiaの鑑別でたどり着いた疾患は、なんと・・・

 と、今回もとても勉強になる症例ばかりでした。

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