2010年2月3日水曜日

インストール

 綿谷りさ(京都出身です)さんの第38回文藝賞受賞作品です。デビューは17歳。
 学校生活&受験勉強からドロップアウトした高校生がコンピューターを通してみた大人の世界を通して成長する物語です。
 
 「『あんた、私のこともインストールしてくれるつもりなの?』とふざけて言って自分で笑った。子供は、そんな大げさなものじゃないけどと言ってため息をついた。」(p58)

 子どもが大人になるのに、何がインストールされるとなれるのでしょうか?
 もしくは、研修医が一人前の医師になるのに何がインストールされると、なれるのだろうか?

 不思議な読後感でした。
 やっぱ若い才能はすごい!?

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