1例目は、左視床出血後で左小細胞肺癌を指摘されている70歳の往診患者さん。主訴は右上下肢の疼痛。
上下肢の疼痛の鑑別診断を進めながら、ディスカッションし、ベッドサイドで診察をしました。身体所見では、Terry's nail, Beau's line, cardiac systolic murmur (apex), S3, Hoffmann's sign, scratch法によるliver edgeなどを診ました。
その後、complex regional pain syndrome についてのレクチャーがありました。
2例目は、生来健康な左官屋さんの白血球減少症でした。
WBC=1900(好中球=240)を健診で指摘され、全身倦怠感が増強してきたため、入院されました。
薬剤やサプリメント、漢方薬などの常用はありません。
結核を含む感染症の検査も異常なく、骨髄生検では、骨髄低形成を認めますが、異型や悪性細胞は認めません。染色体検査も異常なし。
ディスカッションでは、白血球減少を来す疾患の鑑別を挙げ、検討しましたが、診断にいたるまでは行きませんでした。
患者さんは、結局、G-CSF投与に反応して好中球が増えるので、経過観察となり退院したのでした。
経過を見ていく中で、徐々に疾患が明らかになっていくかもしれません。
その後、京都家庭医療学センターの skype 会議があり、その後帰宅しました。
今週も疲れた〜
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