2010年4月5日月曜日

スティーブ・ジョブズ神の交渉力


 米国でiPadが発売になったので(というわけでもないが)AppleのCEOのスティーブ・ジョブズについての本を読みました。
 21才でアップルを立ち上げ、25才で大富豪となり、経営するピクサーはアカデミー賞を取りアニメ映画の興行成績を塗り替え、ディズニーの筆頭株主となり、アップルに返り咲いた後はiMac, iPod, iPhoneと立て続けにヒットを飛ばし、フォーチュン紙の選ぶ2007年のナンバーワン経営者となった人物である。
 しかし見方を変えると、せっかくつくったアップルを、自分のわがままで30才で追放され、復習を誓ってつくったネクストは赤字続き、ジョージルーカスから買ったピクサーはヒットを出せず個人資産はどんどん減り、ようやく復帰したアップルはやはり赤字でかつてのブランド力を失っていた。そしてある日、自分の体に膵臓癌が発見される・・・・・
 波瀾万丈の人生だが、誰も彼のやり方をまねできない。
 しかし、「他人の意見という雑音に、自分自身の内なる声をかき消されないようにすることが重要だ。そして最も重要なことは、自分の心と直感に従う勇気を持つことだ。心と直感は本当になりたい自分を知っている。それ以外のものなんてのは二の次だ」(p219)という言葉は誰にでも当てはまるかもしれません。
 

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