2009年2月4日水曜日

SAHはむずかし

 やっと、インフルエンザから社会復帰した第一日目。
 インフルエンザのおかげで、体重が2kg減り、体力の低下を自覚。

 今日のER
 診療所から紹介の50代のPt.
 夜中に金槌で殴られたような頭痛で目が覚めて、その後も頭痛が続くため朝、診療所を受診。当院へ頭部CT撮影と診察のため紹介されてきました。
 研修1年目のK医師が対応しました。
 頭部CT(単純)では、異常所見はありませんでしたが、頭痛は最初よりは軽くはなったがまだ後頭部痛が続くとの訴えがありました。
 項部硬直はなく、神経学的所見も異常はありませんでしたが、ふだんから頭痛はほとんど自覚したことが無く、当然、今回の頭痛が「人生最大の頭痛」とのこと。
 SAH(クモ膜下出血)の可能性は否定できません。
 神経内科Drへのコンサルトも行い、腰椎術後とのことで、頭部MRA(奇跡的に20分後に撮影可能でした!)を施行。しかし、脳動脈瘤ははっきりせず、結局、腰椎穿刺を行うことになりました。
 結果は、赤血球もキサントクロミーもなく、SAHは否定され、無事に帰宅されました。
 研修医とともに右往左往、あたふたした時間でしたが、患者さんにとっては、単に振り回されただけだったかも。しかし、SAHを見逃す危険は回避できたのでは、とは自己満足?
 ERでは、「見逃してはならない疾患」を除外するための徒労も必要ですよね〜。

0 件のコメント:

コメントを投稿