2009年2月6日金曜日

拡大カンファレンス

 午後、患者さんの退院前拡大カンファレンスがありました。
 この患者さんは、80歳の肺癌の患者さんで、昨年12月に診療所から紹介入院され、気管支鏡で非小細胞肺癌の診断がつき、その後、胃カメラで胃体部胃ガンも見つかった方です。
 昨年末一度退院されましたが、年明けに背部痛が強くなり、再入院、麻薬を使用して疼痛は緩和したものの、その後食思不振、全身浮腫、左胸水増加などの症状が起こり、状態が悪くなっていましたが、ステロイドを開始して食欲が増進し、胸膜癒着術が奏効して胸腔ドレナージも酸素吸入も不要となり、家族とも話し合いを重ねながら、ようやく退院にこぎ着けたのでした。
 今日は、娘さんとお孫さん、退院後往診していただく診療所の師長さんと訪問看護ステーションの看護師さん、当院からは主治医の僕と病棟師長、リハビリスタッフ、MSWが参加して、現在の状態と退院後のケア体制などについて話し合いをしたのでした。
 本人さんはずっと退院を希望されていたこともあって、退院が決まったことを喜んで、すてきな笑顔で病棟スタッフとの記念写真を撮っていました。

0 件のコメント:

コメントを投稿