無名監督ながら、アカデミー賞にノミネートされ、前評判が殆どなかったのに興行収入トップを記録した映画です。
舞台は南アフリカ。第9地区はヨハネスブルグに飛来したエイリアンを隔離しておく居住地区です。
エイリアンを「エビ」と呼び、アパルトヘイトを彷彿とさせる差別的取り扱いをする「人類」。
差別と被差別、差別する側からされる側に立場が変わっていく恐怖、被差別からの脱出、夫婦愛と親子愛などをからめながら、ストーリーは予想を超えて進んでいきます。
ドキュメンタリーの手法やホームビデオ的な映像を効果的に使ったり、結構エグい場面があるかと思えば無駄に(?)ハイテクなCGが使われていたり、なかなかみせる映画です。
観終わった後に、不思議な余韻が残る映画です。
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