今年最後の仕事は、大晦日の往診でした。
年末年始の休みの真ん中なので、点滴や処置を必要とする患者さんが大半でした。
進行胃がんのターミナルで1日500mlの点滴を続けいてる患者さんや、糖尿病性網膜症で視力低下があるため訪問で血糖測定とインスリン注射をしている方、進行乳がんの転移のため皮膚潰瘍ができて処置をしている方、若年性アルツハイマー病で経口摂取が困難となり自宅で皮下点滴をしている方、認知症があり電気ヒーターで両下肢の低温やけどを起こし広範に皮膚潰瘍を起こして被覆療法を続けている方、進行した肺線維症で7Lの酸素濃縮器を2台連結して酸素吸入している方、半年間で脳出血と腹部大動脈瘤破裂を起こし在宅で半身麻痺と廃用症候群のリハビリを継続している方、「どん兵衛」の汁をこぼして足に広範な熱傷を起こして在宅で処置を続けている方などなど、濃密な訪問診療でした。
途中で、臨時の往診依頼もあり、朝に台所で転倒して右上肢が上がらなくなった僧帽弁狭窄症で心不全の方(この方は救急受診していただき、右上腕骨折で入院になりました)や、5日間便秘で腹痛を訴える脊柱管狭窄と腰椎圧迫骨折後の方(この方は便秘と摘便で多量に便が出ました)の往診も行きました。
そんなこんなで、朝から始めた往診が終わったのは午後3時になろうという時間でした。
今年も最後まで精一杯働かせていただきました!
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