2013年6月7日金曜日

京都GIMカンファレンス


 今回は、放射線の専門医のDrが参加していて、適切かつ鋭いコメントで終始議論を引っ張っていました。画像が結構モノを言う症例シリーズでした。



症例1「再 おせっかいがpoint?」
 糖尿病、気管支喘息があり、左肺動脈閉塞・右肺動脈狭窄にてバイパス術後の68歳男性が乾性咳嗽で受診。血液検査でCRPの持続陽性。
 慢性炎症? 画像を見直すと・・・
 → この病気、肺動脈の狭窄病変も起こすんですねえ・・・
   症例に対するこの「しつこさ」は見習うべき!


症例2「暴力を打ち破る大捜査線」
 10年前に子宮頸がんで子宮付属器全摘術・術後放射線療法・化学療法をうけた58歳女性が突然の右下腹部痛で救急受診。入院となり、その後腹痛は消失したが、翌朝に突然腹痛が再発!これは何だ!?
 → 放射線のDrが「まず◯◯を疑います」と・・・ 特に子宮頸がん治療後に多く、放射線治療後平均11年で発症するそうです!!

症例3「Black to White」
 5年前に膀胱がんにて膀胱全摘・回腸導管増設後で高血圧、CKDのある69歳男性が2日前からのふらつき・悪心嘔吐・嚥下時の胸骨裏胸痛のための摂食困難で救急受診し、入院となった。血液検査でWBC=25000、CTでは、食道壁の肥厚を認めた。嚥下痛の改善なく、内視鏡をすると・・・
 → こんな病気もあるんですねえ。


今回は、画像がpointとなる症例3例でした。
今回も、勉強になりましたあ!!




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