2011年1月19日水曜日

アスピリンとがん予防


 朝、内科抄読会。
 The Lancet の論文が紹介されていました。
 題は、Effect of daily aspirin on long-term risk of death due to cancer というもので、アスピリンに関する文献から癌死亡との関係を調査したもので、25570名の患者さんの674件のがん死について検討しています。
 結果は、癌の種類にもよりますが、5年以上の内服で予防効果が現れており、20年間の継続服用で、がん死のリスクは21%減少しており、大腸がんでは40%、食道がんでは60%減少していたとのことです。
 これは、今後のがん予防戦略に組み込まれてくるかもしれませんね。
 

1 件のコメント:

  1. 模擬患者・広瀬2011年1月26日 9:27

    先日の模擬研は、KDDIからJ:CoMのケーブル回線に変えたために、パソコンの設定にこられて2時間もかかり、欠席となりました。
    今日の質問は、アスピリンとロルフェナミンは同じく、沈痛作用がありますが、ロルフェナミンも癌予防の期待は持てるのでしょうか。
    寒さ厳しい日々がつづきますが、お身体大切に!

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