映画化された原作本です。
心の傷を受けた場所に包帯を巻いていく癒しと成長の物語です。
「孤独のなかで、じっとかさぶたができるのを待った傷・・・・・・その傷あとの多さが、これまでとは別の勇気、別の信頼を、だれかとのあいだに持てる可能性を、与えてくれるんじゃないかって・・・・・・。その代わり、人に明かせるような傷だったら、思い切って打ち明けて、包帯を巻いてもらってもいいんじゃないか。そのくらいの甘えは、人は許されてもいいんじゃないかって、このとき感じた。」(p110)
心が優しくなる本です。
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