2009年5月29日金曜日

はじめての腹水穿刺

 今日は研修医と腹水穿刺。
 研修医は、見学を何回かしたあと、指導医または上級医の監督下で手技を施行することができます。
 今日は、1年目研修医のE医師が後期研修医の指導下で初めての腹水穿刺を経験しました。
 合併症もなく、約1リットルの腹水を排液しました。

2009年5月23日土曜日

Clinical conference & Bedside teaching

 今日は、外部講師によるカンファレンスとベッドサイドティーチングがありました。
 症例は、RA・DMの患者さんの肺炎と、突然発症の回転性めまいの2例でした。
 特に、めまいの患者さんに対する神経学的所見の取り方や、Dix-Hallpikeの実演は印象的でした。
 発表担当のO先生、E先生、ご苦労様でした。

2009年5月22日金曜日

合同救急カンファレンス

 今日から新型インフルエンザの影響で、中学校も高校も休校。
 残念ながら、病院は休校はありません。
 朝食もそこそこに7:30に家を出て、8:00からERカンファ。
 9:00から研修医と静脈血採血に行き、病棟をみて、10:00から研修医回診。
 12:30から定例の指導医上級医会議を開催し、13:30から再度病棟へ行き、15:00から京都南病院との合同救急カンファレンス。これは、京大救急部の山畑先生による救急カンファレンスで、各病院から症例を呈示し、時間経過に沿いながら、救急の臨場感たっぷりにその時々に考えるべき疾患や、行うべき検査、治療などについて検討していくものです。
 当院からは、後期研修医のN医師が失神で発症した肺梗塞の症例を呈示しました。

2009年5月19日火曜日

研修医もつらいよ

 朝、研修医と話をしました。「医師として、診察も判断も手技もどれをとっても未熟な自分が、病棟や患者さんのところへ行っても、邪魔になっているだけで無価値に思えて、病棟へ行くのが怖い」、というようなことを漏らされました。
 初期研修医は、資格を持たない学生から人の命に責任を持つプロフェッショナルへの一足飛びでの変身を短期間のうちに迫られます。机の上の知識から他人の身体に責任を持って使える実践的な知恵への転換も迫られます。それは、とても大きな状況の変化で、大きなストレスです。
 ある調査では、初期研修医の4割がうつ病〜うつ状態になっているとの結果も出されており、非常に厳しいものだと言えます。
 これまで見てきた初期研修医のほとんどみんなが多かれ少なかれこのようなストレスと悩みを抱えながら、それを乗り越えてきています。
 悩むことも必要です。そして、後で振り返ってみて、そんなこともあったよなあ、と笑って話せるように一回りも二回りも大きく成長していくサポートをしていきたいと思っています。

2009年5月18日月曜日

今日も時間に追われました


 月曜日は朝のERカンファレンスはなく、少しゆっくりと出勤。
 医局のミーティングのあと、後期研修医のK医師の外来の振り返り。時間切れで途中で中断して、頻脈になった患者さんの回診と指示だし。
 10時から、1年目研修医のM医師の回診。
 12時から新患カンファレンス(70才男性のマルチプロブレムケースでした:写真参照)。
 2時から1年目研修医のN医師の回診。
 3時30分くらいから病棟で指示だし。
 4時から月に一度の初期研修委員会。
 5時過ぎ、初期研修委員会終了後に、後期研修医のK医師の外来振り返りの続き。
 6時過ぎに終了し、6時30分に帰宅。
 あ〜今日も時間に追われた一日でした。でも、結構充実していました。
 
 

2009年5月15日金曜日

指導医も忙しい

 指導医も忙しい。
 8時からERカンファレンス。
 今日は9時から看護学校の講義があり、帰ってきてから自分の患者の回診に行き、12時から新入院カンファ、12時40分から指導医上級医会議。
 それが終わって、銀行へ行き、戻ってきたら患者さんがイレウスで嘔吐している。
 検査や指示を出して、一段落したら、もう勤務時間も終了。
 その後、別の病院に入院している同僚の見舞いに行き、家に帰りました。
 先週の当直からの疲れを引きずった一週間がやっと終わりました。
 明日と明後日は休養日。ゆっくり休むぞ〜!

2009年5月14日木曜日

忙しい一日

 今日は、研修医にとっては、とても忙しい一日でした。
 朝は、8時からERカンファ。
 その後、自分の受け持ち患者を回って、10時から指導医回診。
 昼は、いつもの新入院カンファレンスがあり、1時30分から輸液の講義。
 3時からは、外部講師による循環器カンファレンスがありました。
 研修が充実して、うらやましいですが、少し忙しすぎて同情してしまったり・・・

2009年5月13日水曜日

研修医採血研修


 今週から、新研修医の静脈採血研修が始まっています。
 今日は、上級医と指導医を相手に、静脈採血の練習をしました。
 僕も、腕を3本いけにえにしました。
 でも、そんなに痛くなかったですよ。
 今日は、「よい結婚わるい結婚」という野田俊作氏の講演CDを聴きました。
 これも、よかった!
 早速、最近結婚した同僚のI医師にCDをプレゼントしました。
 

2009年5月12日火曜日

臨床研修制度の見直し

 今日は、午後、「医師臨床研修制度の見直しに関する説明会」があり、大阪まで行ってきました。変わったことは、①「研修プログラムの弾力化」ということで、外科・産婦人科・精神科・小児科を必修科から外し、初期研修の間から将来専門とする科目の研修が可能になった。②「管理型」臨床研修病院 から「基幹型」臨床研修病院に呼び名が変わった。③臨床研修病院の基準として、年間入院患者数が3000人以上となった。④研修医募集定員に総枠および都道府県別枠の規制が加わった。などですが、この変更の特徴は、これまでの実績に対する評価が全くなしに行われていることですね。卒後臨床研修の変更の結果として、「良き臨床医」が育っているのかどうなのか、よりよく育てるにはどうしたらよいのか、という視点は全くありませんでした。悲しいことですね。
 今日は、大阪まで電車で行ったので、「石垣島アドラー心理学講座 科学的な臨床心理学をめざして」というパンフレットを読みました。これは面白かった。

2009年5月10日日曜日

はんなり

 今日は、母の日で、買い物に出かけました。
 カーネーションの鉢植えと、白い革のバッグを買いました。
 デパートで買い物をしていると、はんなり(!)を見つけました。
 休みの日にはあいそうですね。

2009年5月8日金曜日

夫婦の絆は・・・


 今日も朝8時からERカンファレンス。
 昨日から1年目研修医の当直(副直)が開始になっているので、症例が増えています。
 朝のミーティングのあと、病棟回診をして、看護学校の講義に行きました。
 昼は、新患カンファがあり、その後、NPPVの学習会があり、夕方、17時から21時までの準夜当直をして、帰りました。

 上の記事は、京都リビングという無料の新聞に載っていたもので、なかなか面白く読みました。(http://www.kyotoliving.jp/index.html で見られます)このアンケート(全国6085人のミセスが回答)によれば、夫婦のラブラブ度は4年目以降低下、夫は「恋人」は急激な右肩下がり、それに対して、夫は「同志」が上昇しています。(夫は「同居人」が実は一番右肩上がり)
 記事では、「新婚期」 「模索期」「熟成期」に分けていますが、実感としては、新婚期の熱が冷める前に、ユニーク(唯一無二)で建設的な関係作りができるかどうかが重要だと思っています。
 

2009年5月7日木曜日

連休のおわりの当直

 連休最終日の当直をしました。
 5月6日の夕から、5月7日の朝までで、救急外来受診15名、うち救急車の搬入が5件、緊急入院2名、病棟の死亡退院が2名と結構激しい夜でした。
 当院で初期研修を終え、大学の放射線科教室で後期研修を開始していたT医師が、「やっぱり内科が恋しくなって」、連休明けの今日から、当院の後期研修に参加してくれました。
 若い医師が増えると、ますます活気が出てきます。古い医師も負けないように頑張ります。
 ・・・でも、今日は当直で疲れたので、午後は直明け休みを取って帰りました。
 

2009年5月6日水曜日

ディズニーに学ぶ

 今日で連休も終わり!
 本日は、左の本を読みました。
 ディズニー関係では3冊目になりますが、CS(お客様満足)とES(職員満足)の視点から、ディズニーランドの秘密を書いた本で、3冊の中では一番参考になりました。
 医療機関も、CSとESの満足循環ができる場になる必要があります。
 (ちなみに、当院の意見箱に、僕を名指しした投書が入っていました。ひやひやしながら読みましたが、幸い悪い中味ではなかったので、ほっとしました。こんなことも、満足度循環になりうるなあと実感しました)
 

2009年5月5日火曜日

大人は休む子供の日

 今日は子供の日です。
 ゆっくりと自然に親しみながら、一日を過ごしました。
 いろいろとやらなければいけないこともあるのですが、とりあえず今日は、ぼけーっとしました。

2009年5月3日日曜日

連休だけど日直


 今日は日直でした。
 救急搬入されたCPAの高齢男性。
 懸命の蘇生にも反応せず、来院後約30分で、死亡確認となりました。
 蘇生中に、エコーで左胸腔内に液体貯留を確認していましたが、死後のAiでは、グラフト治療後の大動脈瘤の破裂とわかりました。
 苦しまずに眠るように意識を失ったとの家族の話でしたから、まあ、大往生と言えるのではないでしょうか。
 良い死に方をするには、よく生きることが重要なのだと思います。

同僚の脳出血

 同僚のT医師が脳出血で緊急入院したと連絡がありました。
 T医師とは同年代。他にも、医師の脳梗塞、脳出血、SAHなども、ときどき耳にします。
 ストレスの多い職業なので、休みもしっかりと取って体調管理に気をつけなければ。
 といいながら、今日も日直の仕事でしたが・・・

2009年5月1日金曜日

看護学校の講義に行きました。

 朝8時からERカンファレンス。
 医局ミーティングの後、今日は看護学校で授業をしました。
 その後、病院に帰って、病棟でCV挿入。
 昼は指導医上級医会議で、この一週間の研修医の様子や到達状況、課題などを共有します。
 午後、病棟や書類記入をして、夕方、学生実習の振り返りとまとめを行い、少し遅れて京都GIMカンファレンスに、1年目研修医5名、2年目研修医1名、後期研修医1名とともに参加しました。
 明日から連休ですが、日直1回と当直1回入ることになってしまいました。
 
 う〜ん。