また、「攻める読書」が分かる本です。著者の本の読み方として、「キーワードを概念化する=〇〇力という言葉に固める」「引用するために読む=声に出して読みたい一文」「外科医的に読む=スパスパと手際よく切って読み飛ばす」などを冒頭に挙げており、これを読むだけでも読書に対する考えが変わります。
以下は本文からの引用ですが、なんの本のことかわかりますか?
「換骨奪胎力=リメイクのコツが浮き彫りになってきます。①主人公を変える、②話を複線化する、③タッチを変える、④現代の状況を入れ込む、⑤原版の中で「これだ!」というものはあえてはずす。今は有から有を生み出す技量が大切になった。これが創造を生むのです。」
答えは、手塚治虫の鉄腕アトムをリメイクした、浦沢直樹の「PLUTO」でした。原作とあわせて読んでみてください。
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