内容としては、必修科を内科6ヶ月以上、救急3ヶ月以上を1年目に、地域保健医療1ヶ月以上を2年目に行うことが必須で、小児科、外科、麻酔科、産婦人科、精神科などから選択で1〜2科目研修し、後は自由に選択して研修が行えるような方向らしいです。
しかし、卒後2年間の到達目標は変更しない模様で、耳鼻科・眼科・整形外科などの項目も到達目標に含んだまま。
一部では「大学病院に研修医が集まるよう定員や内容を見直す」と指摘されているように、国民のための水準高い医療を実現していくためにどのような医師を養成するのか、という根本的な視点が欠如した臨床研修見直し論議になっているようです。
2004年に今の臨床研修制度が開始になったばかりですから、今の制度のもとでどのような医師が養成できているのかを検証すること抜きに、研修医の数あわせを目的にしたような議論からは、将来の日本の医療の姿は見えてはきませんし、現場に混乱を生むばかりに思えてなりません。
その結果、困るのは、医学生・研修医と国民でしょう。
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