研修医のO医師とK医師が症例提示しました。
O医師の症例は、82歳の男性で、脳梗塞の疑いで近医からの入院依頼の方です。
救急外来で症状を聞くと、全身倦怠感と歩行困難、上腹部痛があるとのことです。既往に糖尿病と高血圧、CABG、BPHがありました。
歩行困難となった原因、上腹部痛の原因について、鑑別を進めていきます。
見逃してはいけない(Must Not Miss)疾患として、急性冠症候群、大動脈解離、肺塞栓、上部消化管出血/穿孔、胆嚢炎/胆管炎、膵炎 などが挙げられ、病歴、身体所見から考えられる疾患を考えていきます。
結局、胸部レントゲン、心電図、血液検査から、急性心筋梗塞による心不全と診断されました。
歩行困難の原因は心不全だったんですねえ!
午後は、関西臨床研修センターの運営委員会があり、大阪まで行って帰って来ました。
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